N e w  Y o r k B l o w -NYでもタコ焼きを焼く英国人へ- -349ページ目

I Love UDON

先週末の2日間のみ限定イヴェントに行ってきた。
NY在住の香川県出身者が立ち上げたイヴェント、
「SANUKIプロジェクト」だ。
といっても、これは香川出身の幼馴染素人の単独イヴェントだ。

これは名物讃岐うどんのブームを起こして、
故郷に錦を飾ろうとこのプロジェクトをスタート。
今迄本物の讃岐うどんがマンハッタンでは食べられなかったので、
それをプロジェクトの題材にした。
その為に日本食レストランを借り、香川から職人を呼び、
店頭で実演をして見せたのだ。

場所は高級ブランドがずらりと並ぶマディソンアヴェニューの、
お茶の伊藤園の直営和食店Kai(会)
現着の段階で既に黒山の人だかり。
アヴェニューに面した大きなガラス張りのウィンドウの内側には、
「将八」と赤文字のロゴが入った白衣に捻り鉢巻のハゲ親父。

手にはうどんを伸ばす長い麺棒を握り、
身体全体で麺棒を操り面白いように伸びていく生地。
リズムよく切られてうどんになっていくテンポの良さ、
どれも初めて眼にするニューヨーカーには新鮮に映り、
それが食べ物だと聞くとどんな食べ物か、どんな味かと興味津々。
珍し物好きの上に、それが日本食と聞くと黙ってる訳が無かった。

1階のショウウィンドウ前で打ったうどんは、
2階のレストランでランチメニューとして
「かやくうどん」「ざるうどん」等全4種類の味付けで、
夫々$12で提供され、余りのウマさに2杯食べた客も居たほど。

うどんの魅力に負けた客の感想は、
他のうどんとは全く違う歯ごたえがあって、おいしい。
美味しいけどそんなに腹一杯にならないから間食にいい。
出汁の味が麺に合っていておいしい。
などいい評判だけが聞こえて来た。

以前イヴェントとして実演をした事は有ったものの、
実演で作ったうどんは「試食」としてしか出した事は無かった。
レストランとタイアップして実演し、
それを商品として客に本格的に提供するのは今回が初めてだった。

実演の為の道具や材料は全て日本から持ち込んだ物だったが、
この四国から乗り込んできた香川観音寺の「将八」には、
全国を巡回する催事部隊が有り、その催事部隊が今回も派遣された。
(店頭でうどんを打っていたハゲ親父は、実は将八の社長!)
普段店舗だけで仕事する店が急に借り出されるのに比べれば、
催事部隊の存在は今回のイヴェントには打って付けといえる。

土日のたった2日間の限定販売であったにも拘らず、
目標の120%の370食が注文され、ニューヨーカーに提供された。
NYで讃岐うどんのブームを起こそうという計画は、
ひとまずいい滑り出しだったと言える。
でも、単なる幼馴染の同好会のままごとで終わる可能性も有る。
今後どのような活動を本格化するかによって、
これが遊びで終わるかが決まるがそこまで考えているのか?

元々そばやラーメンの店は有ったものの、うどんは無かった。

しかしニューヨークタイムズで、
ラーメン特集が組まれるほど人気の日本の麺類食。
本格的に事業として取り組む企業が出て来てくれれば、
うどん党の俺ッちは週イチで通えるなーとほくそえんでしまう。
だって今のままなら、ずっと家でうどんを打たなくちゃならないから...。
(ま、手製なら腹一杯食べられるから、いいんだけどねー)
讃岐うどん店の出現は、本当に待ち遠しい...!!