そんなに大事? | N e w  Y o r k B l o w -NYでもタコ焼きを焼く英国人へ-

そんなに大事?

配信ニュースを見ていると、



茹で加減を
教える卵発売




とあった。



茹で加減を教える??と一体何の事かと思ったら、
何とイギリスで茹で上がり時間のタイミングが、
一目で判る卵だというのだ。
ええ~~~そんなん正確にわかんの~?って思ったけど、
取り敢えず記事を読まねばと読んで理解できた。

要は、茹でる湯が一定温度になると、
黒変する特殊インクを殻に塗る事により、
それを見れば茹で加減が判るというものらしい。
一応、茹で加減の種類は、固茹で、半熟位はあるのかナァ?
確かにイギリス人って、卵の茹で具合に五月蝿いしナァ...。



(C)Jiji やっぱりイギリス製だけあって、
     王家の紋章っぽいのが印刷されてる辺りがニクイ!


でもさ~、これと同じ技術って日本で既に開発されてるのを、
俺っち知ってんだけどさ...。
おまけにレーザーで卵だけじゃなく、
どんな形状の素材にも印字する技術もあるから、
卵にも生産年月日を1卵づつ印字する事も可能なんだよね...。
やっぱ、すごいよ、日本の技術。

だけどこれ見た限りでは、一々五月蝿いイギリス人を黙らせる程の、
細かい茹で時間(秒単位?)を茹で分けられる程の物なのかが不安要素。
まぁ、英国の鶏卵生産者団体は、学校の家庭科授業で調理が組み込まれ、
今イギリスでの家庭料理ブーム(ロハスやオーガニックが主)に便乗して、
オムレツは無理でも茹で卵だけでも作って貰いたい=鶏卵販売量拡大と、
目論んでるんだろう。(勝手な思い込み?)

相方の実家は別だけど近年のイギリスではアメリカナイズされてしまい、
自宅での調理をする家庭が一気に減っているのは事実。
冷凍食品、加工食品、出来合い物を買ってくる中食産業の進出、
お茶の時間のお菓子なんて、殆どの家では焼いたりする事は無く、
日本みたいに♪ヤンヤーヤ マクビティ~♪ってな感じのビスケットを、
スーパーで買って来て食べるってな具合。

紅茶を飲む率はコーヒーに負けて年々徐々に低下して行ってるし、
大体紅茶を茶葉で入れて飲むなんて事は殆ど無いし、
ティー・タイムにスコーン、ビスケット、サンドイッチ等を用意して、
完璧なティー・タイムを楽しむなんて一般庶民はほぼ無い。
そんなのイギリス人自体も、サヴォイに行って初めて眼にする位。
イメージって、仲々払拭出来ない物だと強く感じる。

ま、こんな完璧な茹で卵を作ったとしても、
それに合わせたイングリッシュ・ブレックファストを用意出来るのか?
というのが、私の真の疑問なんだけど...。
それよりも、煮抜きだけでなく日本人の大好きな温玉が作れるのを、
売って欲しいナァと思った。
私は伯父の家のシェフに作り方を教えて貰ったからいいけど、
日本でやるならそっちの方が確実に金になる筈。

同時にアメリカで新鮮な卵が買える様になって欲しいと願うばかり。
だから日本の新技術で、採卵日を印字して欲しい!
でも、そんなことしたら、全米鶏卵生産者組合とかは激怒するかな。
でも、アメリカの卵は新鮮じゃないって周知の事実だから、いいやん...。
ま、どっちにしろうちでは絶対買わんわ、こんな卵。





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