勝てない人生 | N e w  Y o r k B l o w -NYでもタコ焼きを焼く英国人へ-

勝てない人生

このイヴェントのニュースを聞いた時、
いっ、イギリスに行きたいッ!!!と思った。
それは幻のバンド、



「クリーム」の再結成!! (公式サイト参照)



オーマイガーーーーーーーッ!(気絶)



cream1


  CD:The Very Best of Cream (US)
          CD:The Very Best of Cream (JP)

          ★初心者にはうってつけのベスト盤!



ちょっと用が有ったので相方の実家に電話したら、
相方母がいつもの普通の会話してるのと同じ様に、
しれっと、こう言った。

母「クリーム見に行って来たのよ」
私「へ?クリーム?生クリーム工場見学ですか?」
母「違うわよ~、バンドのクリームよ。」
私「ええっ?バンドのって、クラプトンの居たバンドのクリームですか?」
母「そうそう!!知ってるぅ?」
私「ええええええええっっっ!!!知ってるも何も...」
母「そんな驚くことぉ??○○(相方父の名前)と行って来たの♪」
私「私も行きたいですぅぅぅぅ」(既に懇願中)
母「あーそー。でもチケットもう無いと思うわよ」(この辺、外人の対応)
私「あ~、いーなー...」(そんな事わかっとるわい!と思いつつ...)

音楽好きの相方父・母は、たま~に、
若い頃は子供を預けてコンサートや1泊旅行に行ったらしい。
それは今も続いていてどうしても行きたいのは、
ロンドンやマンチェスターへ出掛けるそうだ。
その一つが、世界中の音楽ファンが行きたがっていた、
クリームの36年ぶりのライブだった。
36年ぶりのライブなのに、たった4回のみの再結成公演だった。
それに、相方父・母は、「行って来た」のだ!!(スゴイ+うらまやしい)

私「何処でしたんですか?」
母「ロイヤル・アルバートよ」
私「エーッ!!ロンドンまで行ったんですか?」
母「久し振りだしねぇ♪」(ウキウキ)
私「いーなぁぁぁー...」(羨望)
母「あぁ、○○(相方父の名前)が代わってって...」


       (相方父に交代)


私「クリーム、見に行ったんですってね、聞きましたよー」
父「そーなんだよ~、どうしても見たくってね~。
  ロンドンなんだけどつい、切符買っちゃったんだよ~」

私「良かったですねぇ」
父「昔、見に行った解散ライブの時の事思い出したよ~」
私「へ??解散ライブに...??」



相方父も、しれっとこんな事を言い出だしたのだ...。




ええっ!!昔行った事のあるコンサートの一つが、



ク、クリームの解散ライブゥゥゥ!?(め、めまいが...@_@)



嗚呼ッ、神様ぁぁぁッ!!何でーーーーーーーーーーーッ!!




何で行ってるのぉぉぉ、そんな貴重なライブ!!



       
見たかった...(≧д≦)あぐぅっ!cream2


 DVD:Cream:Farewell Concert  (US)
       DVD:Cream:Farewell Concert  (JP)
       ★同じくロイヤル・アルバートでの解散ライブ


それも、オンタイムでぇぇぇっ!!!(羨望の眼差し)



ま、地元がリバプールなので、
ビートルズは当然だと思ってたけど、
こんな風にふとした事で知っていく度に、
相方両親のエンタテインメントのカバーしている範囲の広さを、
思い知るのである...。
元々音楽好きなので年代の差で悔しいだけでなく、
「体験」している事でも悔し~~~っ!!と思うのだ。

オンタイムで、ライブに行ってるのも凄いけど、
60才超えた今行くのもスゴイ。
それにチケット、どうやって取ったんだ...!!
その前にそういうライブ情報にも、
常にアンテナを張ってるって事の方が、スゴイ。
相方両親のスゴさを、再認識。

ここで、「クリーム」の事を知らない人へ説明を...。
ギター:エリック・クラプトン(60)
ベース:ジャック・ブルース(61)
ドラム:ジンジャー・ベイカー(65)のイギリスの3ピースバンド。
需要が有ったのに活動期間が3年弱と余りに短かったので、
幻のバンドと言われている。


DVD:Inside Cream 1966-1969 (US)
         DVD:Inside Cream 1966-1969 (JP)

         ★クリームの年代別映像集


音楽好きで、知らない人は居ないといえるバンドで、
勿論本家イギリスでは、ビートルズ・ストーンズと並ぶバンド。
日本では日産のCMで「ホワイト・ルーム」という曲が使われてたので、
有名な曲なので何処かで耳にして居る筈。

93年にアメリカでロックの殿堂入りした時の再結成以来。
今回はロンドンでの4公演のみの再結成で、
文字通り「世界中」からロンドンにファンが大集結。
その集結に、相方父・母が加わっているのだ。
俺ッちは、NYではみご...。(号泣&号泣)

しかしブルースは肝臓移植手術を受け、
ベイカーはリウマチ性疾患で現在闘病中。
二人の体調を考慮したクラプトンが再結成に同意した為、
今回のライブが実現したという事らしい。


cream3   じーさんになってしまった...。


クラプトンは、どっちかに「何かが有ったら」と考えたと思った。
だって誰か一人が欠けたら、「クリーム」じゃない。(ファン心理)
考えても見れば、全員が60代を超えている。
身体のどこかが悲鳴を上げていても、決しておかしい事ではない。
ってか、聞けば聞く程再結成出来た事の方が驚くべき事実だ。

伝説のバンドのライブなので、当然チケットの争奪戦も必至だった。
聞く処によるとチケットは£50-125(約¥9950-24,900)で、
そのチケットがネットなどで取引され、最高£2,000に迄跳ね上がった。
69年の解散ライブも行き、そして今回のライブも行った相方父・母。
今回のチケットをどうやって入手したのかも???だが、
俺なんぞが、勝てる相手じゃなかったと再認識した...。


 CD:Wheels of Fire (US)
          CD:Wheels of Fire (JP)
          ★CM曲のホワイト・ルームも収録!


私の電話の後に出た相方によると、
演奏した曲は、相方父が練習していた曲ばかりで、
名曲「サンシャイン・ラヴ」をはじめ、
3年弱の活動期間中に発表した曲からだったらしい。
(聞けば聞くほど、行きたくなる...俺ッち)
 
相方父・母世代ばかりかと思いきや、
その子世代(=相方や俺ッち)、そしてその子の子世代、
=孫世代までもが来ていたとか。
そして父は最後にこう言ったらしい。



「お前たちも子供連れて来られたら、良かったのになー」
 
 
 
子供の居ない俺ッち達に対して向けられたこの言葉は、
単なる社交辞令だった。(T_T)
 
 
 
無理を承知で、そんな事言うなよっ!!




ってか、今更遅い!!
 
 


一緒にライブ行ってようと思ったら、
10年位前に子供作っとかないと、間に合わん!!


 
と内心、涙し乍ら叫んでいたのは言うまでも無い。
それにしても、行きたかった...。(再度号泣 T_T)


相方父・母の感覚の若さを見せ付けられ、落ち込む俺ッちを見て、
相方が一言声を掛けた。



「また今度有るから、がっかりしなくても良いよ」



このライブの有り難味+失望の本当の意味が判って無い相方の言葉。










この次は、無いんじゃぁぁぁぁぁッッッ!!!!!
(誰か、死んでるかも!)

泣きのギターを聴きたかった゜・(≧д≦)・゜cream4  






判って貰えると思ってしまうのは、間違いなのか??と自問自答。



ああ、そうだよ、俺は「負け犬」...。



そう、これからもずっと... il||li _| ̄|○ il||li



 CD:The Cream of Clapton (US)
          CD:The Cream of Clapton (JP)
          ★やっぱり、クラプトンはソロで!という方に

*写真アップし忘れて多分、本日掲載しました。