○ バカな奴が嫌い!な人は、自己肯定感が低いのです

今熊あやです。


こんな相談を受けました。


「バカな奴が嫌いで、ボロクソに言いたくなるから関わりたくないんだよね。」





ずいぶんとまぁ、ストレートな言葉ですね…キョロキョロ(笑)

仕事がある程度デキる人に多い気がします。


答えからいうと、

バカな人が嫌いな人は、【自己否定が強い人】です。


過去に、とくに小さい頃、

自分も人にバカにされてボロクソに言われたことがあったり、

バカにされて認めてもらえなかった、悔しかった、悲しかった、辛かった…


そんな経験がほぼ必ずあります。


小さい頃に人からされたことって、無意識にそのシーンが刷り込まれてしまうんです。

ピュアな時期は、なんでも吸収しちゃうから。

だから、自分が人からされたことを、自分もしてしまうようになるんですね。


例えば、こんな環境で育ったとしたら、

・言われことをすぐに覚えられなくて、ボロクソに怒られる
・失敗したら、強い口調で責められる。ひどい仕打ちを受ける
・バカはいじめられる

本人の自己肯定感が下がり、同じように、要領が悪い人や物覚えが悪い人がいたら、自分がされたように振舞えばいい、と記憶されてしまうんです。


条件反射のように

「バカな人がいたらボロクソに言う」パターンがつくられてしまうんですね。


本人にも思い当たることがあったようで、小さい頃、姉にとてもひどい言葉を浴びせられ、奴隷のようにひどい扱いを受けていたことを、大きくなってから知ったそうです。

本人にとっては、そんなに嫌な記憶はなかったけれど、お姉さんはそのことを大人になった今でも罪悪感を抱いていたそうです。

記憶のない年齢にあった出来事が原因だったりもするので、自分で気づくことが難しいこともありますよね。

本人は自覚としては気にしていなかったけど、無意識の領域では相当な打撃を受けていたわけです。


そんな過去の経験から築かれた本人の内側にある、劣等感や自己否定感を解消したいために、

人を見下すことによって、「自分の方が優れてるんだ、ボクの方が価値が高い存在だ」と優越感を感じることで満たそうとしていました。


俗にいうマウンティングですね。ネコ

自分を自分で認められていないからこそ、その心の穴を埋めるために、他人をバカにして、「この人より上」と自分を肯定しようとするのはよくあります。

いじめをしてしまう人なんかも、自己否定感が強いです。


反対に自己肯定感が高い人ほど自分に自信があるので、「自分と人を比べる」ということをしません。

そもそも比べる必要がないから、誰かをバカにしたり、見下したりしません。



なので、人をバカにする人がいたら、本人を認めてあげる言葉がけをして満たしてあげると良いですねチューリップピンク

でも、そのような自己否定感が強い人(メンヘラなどもそうですね)と関わる人にとっては、本人の傷が癒えるまでに相当な時間と労力がいります。
 

ネガティブ要素が多くてとても疲れるし、正直いうと大変です。


なので、

「自己否定してしまう原因を、はじめに根本から取り除いてあげる」ことが1番確実で早くに解消されます。

本人にとっても早い段階で心が楽になり、周りにとっても手がかからないので、お互いの関係性にヒビが入ることなく解消したい人にはおすすめです。