主治医への信頼が生まれた日 | Re:born !!〜マリリンの再発転移からのぼちぼちレジェンド記~

Re:born !!〜マリリンの再発転移からのぼちぼちレジェンド記~

2013年12月
子宮頸がん2b期→放射線治療+腔内照射+TC療法をしました。

2015年12月
右閉鎖リンパ節転移
2016年1月
術前化学療法後リンパ節郭清術。病理結果、傍大動脈リンパに転移。
術後化学療法4クールを経て経過観察に突入(^-^)

みなさん、こんにちはニコニコ

実は術前、
主治医を信頼してみよう!!!!
そう思えたゴッドとの会話があった。→ゴッドに昇格キラキラキラキラ

手術が成功して病理の結果もクリアなら書こう!そう決めていたんだけど、
結果オーライを願って、もう書こうと思う好


今回の話しは、
私のガンについての主治医の見解なので
抗がん剤について辛辣な表現をされていますが、
人それぞれ顔が違うように、
ガンの出来た場所や広がり、
再発転移した場所によって治療法や選択肢、薬が使われる目的はそれぞれ違うと私は思っていますし、主治医もそうだと思います。 

ですので、
あくまでマリリンのcase studyとしてお読みください。

そして今回の入院で聞いた他国の医療事情にも触れています。




…………………………………………

今回も前以上に沢山、自分で調べまくって本当にこの方法しかないのか…
全てのカードを切ってしまったら、
もう次に再発してしまったら、死も覚悟しなくちゃならないかも…。


沢山ネットや本や医療専門誌も読んだ。

私は私の努力で沢山調べました。
PCを見つめながら涙で画面が見えない事もありました。

今後どのような抗がん剤が使えるのか、効果があるのか、遠く離れた他病院のブロ友さんからlineもらったり…
→ここだけズルい( ´艸`)www


そして行き着いた答えは、
今回の私のcaseでは三大療法が適応されると言う事(・∀・)


私 まず、今回の抗がん剤の臨床試験データを教えてください。


主治医 第1、第2フェーズってわかるやん?


私 わかりません(笑)教えてください!


と、ここのやり取りは少し前の記事
遺伝子検査の結果と…をご覧くださいウインク


私 私の再発例では、IMRTにトモセラピー、抗がん剤、手術が適用のようです。
なぜ手術なのか理由を聞かせてください。


主治医 まず、化学療法について。
今あるガンに対する化学療法は、延命または効いたらいいなと言う意味で使用する。

前にも言った通り子宮頸ガンに有効な抗がん剤は今のところない。
だから化学療法が出てくるのは意外。

じゃあなんで、私は抗がん剤を使っているの?思ってると思うけど、
手術まで腫瘍が増大しないように化学療法をしている。



(…なるほどね~。現状維持できれば、それは延命に繋がると言う事ね。
抗がん剤は現状維持できるし、人によって縮小、消失するので、
今抗がん剤治療されている方は主治医の意見は本当にスルーで(^ー^*)
主治医は私にだけドSと言う事が今回の入院でわかった事ですww)


私 トモセラピーは?


主治医 なるほどトモセラピーか…。
重粒子やIMRTもあるよね。


私 先生、重粒子はもともと考えてません。


主治医 ふーん。
前回の治療でガツーンと頸部の腫瘍には腔内照射が効いてる。
もう二年経ってるから頸部のガンは治っていると考えている。

トモセラピーでもIMRTでも
前回に薄く骨盤内照射した部位に再発したリンパ節のガンが死滅するだけの線量が腫瘍にあてれるか?
それだけ当てようと思ったら周辺臓器に穴があく確率が高く、トモセラピーと言え周辺臓器に多少の害はある。

だから腫瘍と臓器との間にプレートをいれなくちゃならない。
そう言う危険もありきで確実に消失できる線量が期待できるのかは疑問。
僕はその辺の事は専門じゃないから何とも言えないけど…
だけど、どうしてもセカンドしたいって言うなら僕はいつでも紹介状を書く。
どうしてもトモセラピーがいいって言うならプレートいれる。
今回の手術で取り切れなかったりした場合は抗がん剤するかトモセラピーか又決めよう!


私 どうして手術か?


主治医 標準療法は抗がん剤か放置しかないと言ったよね?

この病院でも前は患者さんへの安全面からしていなかった手術で、後遺症とかの危険もあるからしていなかったけど、
僕がしてみたいと言って病院から許可がおりてしている手術やねん。

腸や膀胱が放射線のあと手術やから徐々に裂けてくると言う話しはしているけど、
そういう例は可能性としてあるけど
今のところパーセンテージとしては非常に少ない。
今あるガンを確実になくすと言う方法なら手術が一番と考える。

ただし、この放射線と腔内照射後の手術も今後に後遺症の出る人が多くなれば、できなくなるかもしれへん。
で、今回せっかく切るんやから婦人科の手術でできる範囲の最大限の上までのリンパ節を取るつもり。
もちろん開けてみやなわからへんけど、基本的に僕は患者さんのガンを治したい!
そう思ってる。 


なんだか、ジーンと来て、同時にストレスからか片頭痛の前兆も来て^^;w


私   その後、わかりました。
先生にお任せします!よろしくお願いします。

もし、今後転移再発しても根治しうる治療法があれば、この病院で治療できなくとも紹介状書いてもらえますか?と聞いたら、
もちろん書くとおっしゃっていた。


この会話で、主治医を信頼しよう!
そう思いました。


主治医にガンガン悪い事も言われて、
あなたの素人の考えと、我々専門医の今後考えられうる可能性の事聞かなくていいんやね?とも言われw
旦那は役に立たずw
ただの付き添い人と化し、もうついて来なくていいと思ったw


人と人、
すぐに信頼できる関係なんて子供の頃のようにできない訳で、
主治医との信頼関係も色んな出来事を重ねて培われて行くものだと私は思います。

ガンと言われ、パニックゲッソリ

とりあえず紹介されて来たけど
主治医に質問しにくいだとか
何を聞いたら良いかわからないだとか…


でも、自分の命に代わりはきかないんです。

嫌われてもいい。
そんな覚悟で色々話してきてほしいと私は思います。
先生の前で泣いたっていいじゃん!
だって辛いんだもん。
先生だって、そんな場面見慣れてる。

素人でも沢山調べて病気の知識を持つ事はできます。
医療知識ナッシングな私でも少しはできた事です。

納得できないなら、嫌な顔されますけど
セカンド、サードオピニオン!行ってやりましょう!!!!
注:ただし今の病院が大学病院なら派閥じゃない病院もしくは、県外の病院へ。


医療とは、患者があって成り立つもの。
日本は医師も病院も選べます。


そして自分の直感を信じてください。


****************

海外の色々な事情を聞いた今回の入院でしたが、
例えば、アメリカは近所に歯医者があっても入ってる保険によって、隣町の病院へ。
親知らず一本抜くのに8万円。
卵巣のう腫は日帰り手術で100万円。
救急車呼んだら、100万。


イギリスは国民皆保険制度があるけど、
その制度では総合窓口があって、そこからどの科に行くか振り分けてくれるらしいですが、緊急でない場合は2ヶ月待ちはザラとかだそうで…。
だから、ちょっと早く受診したいとかなら別の保険に入ったりする人も多い。


中国は周知の通り貧富の差が激しく、
この時代でも都会を外れる農村に行くと病院にさえ行けずに亡くなる人がいる。
今は中国も西洋医学で放射線治療で100万を越えるみたい。

→これは、日本でも同じで都心を外れると大きな病院は少なく、病院を選べない。
治療法も言われるがままになる。
おっくんMさんも書かれていた!!


アフリカは、十分な医療を受ける施設は南アフリカにしかないらしい。

日本で言ったら東京に行かないと十分な医療が受けられないみたいなもの。

日本は恵まれている。
医療にTPPが参入するのは、避けたいですね。

ニヒヒ話しが大幅に脱線しましたが(笑)


私はこの先にどんな人生が待ち受けているのかわかりません。

でも、こんな私でお役に立てるなら、
ここから発信していけたらと思っております。




では、またバイバイ
書きためているブログを徐々にアップしていきます!!(笑)

長くて本当にすいませんm(_ _)m