以前拙ブログにてご報告申し上げましたが、
去年の春、私の母が亡くなりました。
そして今年の春、その母を追う様に、
父が逝ってしまいました。
ブログに書いたかどうか忘れましたが、
私の祖父は、日韓併合時代、韓国へ赴任していて、
父は韓国で生まれました。そして戦後、
「引き揚者」として命からがら日本に帰って来ました。
終戦当時日本は武装解除され、
進駐軍の兵隊たちが闊歩していましたが、
その状況下で父は剣道の練習をしていたそうです。
愛国者でもありました。
父は歳をとっても割と元気で、
歌をたしなみ、カラオケ大会で審査員特別賞をとったり、
自転車であちこち出かけてました。
しかし、ある時脳内出血で病院に運ばれ、
手術によって一命はとりとめたものの、
寝たきりになってしまいました。
右半身は麻痺して動かず、口から食べることも、
まともに言葉を話すことも出来なくなってしまいました。
脳が正常に機能しなくなると、
食べることも、話すことも、
立ち上がることも出来なくなってしまう。
脳の働きの重要さを痛感させられました。
父は大の甘党で、
ジュースに砂糖を入れて飲むほどでした。
糖分の過剰摂取が、脳や血管に悪影響を及ぼしたようです。
寝たきりで動けず、栄養は鼻から接種し、
まともに話もできない。
これって、生き地獄っていうか、
そもそも生きてるって言えるんか、
というような状況が続きました。
先駆けて天国に行った母がその姿を見かねて、
父を呼び寄せたのかも知れません。
これはある意味、解放と言えるかもしれません。
重い肉体の衣を脱いで、母の元へ旅立って行ったのでしょう。
行ってらっしゃい。