軽井沢蒸留所について:長野県北佐久郡御代田町(軽井沢町の隣り)でメルシャン株式会社が所有していた日本で一番小さい蒸留所。スコットランドから輸入されたゴールデン・プロミスの麦芽とシェリー樽熟成にこだわり、浅間山水系の水を用いて木桶で発酵。4基の比較的小さいポットスチルで丁寧に蒸溜され、年間15万リットルのみ生産。2007年にキリングループがメルシャンを買収しキリングループの傘下となったことで、グループ内の事業再編の対象となり、2012年には完全閉鎖となりました。ポットスチルなどの設備は全て取り払われ、貯蔵庫に眠るストックも全て売却されました。そのためオフィシャルボトルのリリースは全くなく、現在はいくつかのボトラーから限定リリースというかたちで流通している。しかし、その希少性と味わいが再評価されたため世界的な人気が高まり、今ではたいへん入手困難な銘柄のひとつとなっています。
(2013年にはメルシャン株式会社が蒸溜所の土地・施設を御代田町土地開発公社へ売却。
2015年2月19日、ウイスキーの製造設備一式は御代田町からガイアフローディスティリング株式会社へ売却されました。この設備の一部はガイアフローの静岡蒸溜所で利用されています。)
蒸留所に隣接するショップ。ボトリングされたウイスキーは酒販店に並ぶことはなく、ここでしか購入することが出来ませんでした。
今となってはその希少性から世界中のコレクターが欲しがるほどのウイスキーに。
オフィシャルボトルは入手が非常に困難で、生産量の少なさから今後ますます入手ができなくなるでしょう。
以下は2017年に行われた「軽井沢」ウイスキーのオークションの詳細資料です。
参考にしてみてください。
ジャパニーズウイスキー「軽井沢」
オークションで落札されたボトルのトップ10は、その10本の合計だけで約30,388,400円(21万7,060ポンド)の値が付きました。そのうちの7本は香港のバイヤーが、残りの3本はドイツのバイヤーが落札しました。
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第1位 |
約14,014,000円(£100,100) |
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第2位 |
約3,458,000円(£24,700) |
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第3位 |
約2,394,000円(£17,100) |
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第4位 |
約2,394,000円(£17,100) |
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第5位 |
約1,778,000円(£12,700) |
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第6位 |
約1,442,000円(£10,300) |
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第7位 |
約1,358,000円(£9,700) |
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第8位 |
約1,296,400円(£9,260) |
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第9位 |
約1,134,000円(£8,100) |
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第10位 |
約1,120,000円(£8,000) |
このオークションは世界中でも注目を集め、世界各国から計5093件以上の入札があり、89のバイヤーが落札しました。地域別で最も多くのボトルを落札したバイヤーは、米国 (1位: 84本)、続いてドイツ(2位:43本)、香港(3位:40本)、英国(4位:37本)、ギリシャ(5位:23本)と続いています。その他の国では、台湾、中国、シンガポール、カナダ、ベルギー、オーストラリア、イスラエル、オランダ、スェーデン、スイス、スロバキア、フランス、アイルランド、ポーランドのバイヤーが落札しています。欧州のコレクターが過去10年かけて収集した296本のコレクションは、オークション前の予想落札価格の50万ポンドを軽々と超えて落札されました。
オークションの成功にあたり、Whisky Auctioneerの設立者兼オーナーのイアン・マクルーン氏(Iain McClune)は下記のように述べています。
「そのプレミアム性、コレクションの量の価値は認識していましたが、『軽井沢』コレクションにこれどの関心が寄せられるとは予想していませんでした。英国で行われたオークションであるにもかかわらず、世界中から入札があり、オークション終了後に在庫として残ったのはわずか37本でした。今回のオークションが国際的に注目を浴び、結果として4大陸の19の国々にウイスキーが渡ったことは、現在のプレミアムウイスキーに対する世界的な関心の高さをよく表しています。」
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