傷つくのが嫌で

恋愛に発展しそうな男性には
酔った勢いで自分の全てを見せてきた。

私はこんな汚い部分があり、
こんな考え方で
今までこんな付き合い方をしてきた


これだけ聞いてもまだ私と居られるか?






これは一見、いい方法のようなんだけど
私の場合、早すぎた。
自分もよく相手のことわかっていないのに
相手に分かってくれ、嫌なら早いうちに見切ってくれ、と委ねているのだ。


相手も、酔って何を言いだすんだ、
よく分かんないけどまぁ大丈夫、受け止めるよ


と軽はずみに受け入れる。


それで私は、打ち明けた内容と相手の反応に満足し、
これだけ私の全てをわかってくれる人はいないと勝手に勘違いする。


だいたい私の出会った男は

大きく構えて、なんてこたない、という態度で堂々としている。


それがとても心強く思えて
色々経験してきたのかな、
この人なら私の心を癒してくれるかもしれないと期待する。



しかし男は何も考えていない。

そんなこと悩んでるより、セックスしようぜ!


これだ。




だからいつも、終わると余計に寂しい。
しなきゃよかった、別にしたくなかったのに。
で、またする。

恋愛もセックスも。

だいたい、自分を否定したり拒否しそうな人は初めから選んでいないんだ。
全て自分の脳に仕組まれていたんだ。


でもそういった脳に支配されているのは自分自身がどこにもいないから。

正直、本当に好きだったのかどうかもわからない。

とにかく寂しい時間を埋めて、
とりあえず自分のことを好きていてくれるであろう男が必要だった。




失敗、失敗、大失敗。


でもたくさん失敗しないと私は学べないんだ。



そんなこんなで全ての敗因でもある酒を絶った。


世の中や人、自分自身を真正面から見られるように。