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3万日生き抜く

Ariだいのブログ

10曲目
盲目少女と少年の歌

ストーリー仕立ての曲はあまり作った事がなくて、そういうのを作りたいなー、と友人と話してた所、じゃあ一緒にストーリーを考えよう!って事になって、そこから構築していった曲です。

感動する、というより、優しい気持ちになれる物語がいいなーと思い、目が見えない女の子がいて、主人公は16歳で、なかなか気持ちが言えなくて…っていう風にいろいろ話し合って完成させました!

何故16歳かっていうと、曲の中で主人公の少年は、成長して26歳になるんです。

僕自身26歳なので

そういう事です笑

それと、15歳を過ぎて、16歳って1番感情の起伏が激しい年頃だと思うんです。

大人の一歩手前というか、物事の吸収が嬉しくもあり、悲しくもある年頃。

そんな年頃にする恋の物語って、純粋さや楽しさ、切なさがいい意味で交差して、なんかいいなーって思います。

まぁ僕が16の頃は、ドラクエに夢中でしたけど笑

そんな感じで生まれた曲。

メロディや音使いもすごく気に入ってますね。
佳奈さんのイラストもとっても素敵。

この曲は、年明けにニコニコ動画に、動画として投稿するので、そっちもお楽しみに!

ではでは、次はまとめという事で、アルバム全体を通したブログなんかを書こうと思います。

また!

Ariだい


9曲目 Remain

別れの曲です。

辛い別れの経験は誰にでもあると思うけど、それを分かり合う事は難しいし、それぞれが持ってる心の穴の深さは、きっと計り知れないと思います。

みんなそれを抑えながら、自分の力や、誰かの力を借りて、乗り換えているでしょう。

僕もそういう経験はあって、1番辛い時に助けてくれたのが、友達や家族、そして何より音楽でした。

自分を奮い立たせるようにいろんな曲を聴いたし、作ったりしました。

その時に出来た中の一曲です。

今回のアルバムのタイトルも、この曲の歌詞からとったものです。

「未来という出会いへの架け橋」

別れをそんな風に思う事が出来れば、それは人間として少しだけ成長できた証だと思います。


曲の終盤
「好きな人はいますか?」
からの一節は、僕からのメッセージであり、今の僕が1番伝えたい事です。

人それぞれ、優しさの価値観は違いますが、自分なりの優しさでいいので、それを無くさないで下さいね。

「どうかその優しさが、世界の闇に負けないように」

僕もそう在れるように、頑張ろうと思います。

この曲は、これからの活動への架け橋として、大事にしていきたいです。
もっとたくさんの人の耳に届けばいいなぁ。


それでは、この辺で。
次が最後の曲ですね!



8曲目
夕空フェアウェル-2013ver-

これもリメイクですね。

この曲は元々、僕の地元である福岡から東京へ旅立った友人に向けて作ったものです。

日々頑張りながらも、東京に息苦しさを感じてた友人に、何かできる事はないかなーと考えて、そいつには告げずに曲を作るってのが、1番照れ臭くない方法だと思って…笑

僕がボカロで活動してるのはそいつも知ってるので、たぶん聴いてくれたはずです。
今回のリメイクも告げてはいないですけどねw

歌詞を見ると、僕が伝えたかった事が良く分かると思います。自分への応援ソングにもなりましたね。

フェアウェルってのは、Farewell、お別れ、という意味です。
お別れの挨拶として「ばいばい!」「ごきげんよう!」といったニュアンスでも使われてる言葉。

その明るさと、背中に見える切なさがすごくいいなと思ってタイトルにしました。

我ながらですが、いいタイトルだなぁ…笑

特に、都会に出て毎日頑張ってる人に聞いてほしい曲です。是非とも。

では、また次で!
7曲目
ボクはボク 君は君は

たまーに何も考えずに、その時思ってる事をただ書くだけ、っていう作業をするんですけど、この曲はそこから出来たものです。

もちろん、後から曲に合わせて文章を作り直したりはしますよ。

こういった形で生まれた曲は、すごく素直な気持ちになって書けるので、曲調もなんだか落ち着いた感じに必然となっている気がします。

僕自身、聴いていて心地よいです。

歌詞として表してるその時の僕の心情はたぶん、誰もが思ってる事だと思います。

自分への自信ってのは、中々持つのは難しいですよね。

日々起こる辛い出来事や、ちょっとした試練なんかで、自信が無くなっていっちゃうのは当然の事だと思います。

そんな中で支えてくれる人達は、意外と自分の事を好きでいてくれてるのかな、たぶんね。

どうせなら、ちょっとだけポジティブに考えてもいいじゃん、という感じですね。

タイトルが「ボク」と「君」でカタカナと漢字に分かれてるのは、二つの距離感を表現したくて。
それは自分と他人であったり、自分の中のプラスとマイナスだったりします。歌詞から想像してみてください。

曲としては、馴染みやすい、素朴な感じを出したくて、余計な音はなるべく省いた感じでしょうか。

歌詞カードのイラストを描いてくれたなるさんにも、そんな感じで注文したので、手描き風で色は付けずに、という形に収まりました。

優しい感じが出てて、すごくいい絵ですよ。

っと、ちょっと長くなりましたね!
思い入れが強いほど長くなりますね。

では、次は8曲目!
6曲目、イナズマブランチライン2013

初めてVOCALOIDを使って作った曲のリメイクです。

プロジェクトファイル(当時の作曲ファイル)を開いた時点で、すごく懐かしくなってしばらく作業が止まったりしましたw

あーこんな音作りしてたなぁとか、この頃は今に比べると何も分かってなかったなぁってのがデータで見て分かる程でしたね。

原曲を聴きながら「あ、ここはこういうアプローチで、そしてここは…」って考えながらやるのがすごく楽しかったです。
元の物とはガラっと変わってるので、是非聴き比べてみてください。

あ、あとこの曲はイラストも自分で描いたのですが…ダメですね、絵はw
もっと精進します…。

この先もアルバムを作るときは、一曲くらいは自分でイラストも描いていきたいです。

では、次は7曲目!
5曲目 ロストラスト

Lost last
Loss trust

二つの意味があります。
結末を失う、真実を無くすという意味です。

この曲は、ほんじょうきらさんという方に歌詞の元になる原案を書いて頂いて、それを元に曲と歌詞を書きました。

片想いに苦しむ少女の行く末を描いた曲ですが、曲の明暗が分かりやすくなるように心掛けました。

少女はいつも辛い気持ちでいるのですが、恋をした事実だけは明るいまま残そうとします。

最後はそれを日記に綴って…

という感じですね。

実はアレンジにすごく苦戦して、たぶんアルバムの中で一番苦戦しましたね。
ほんとに手探りで、ひとつひとつ音を加える度に曲の変化を噛み締めながら。完成した時はとても気持ちよかったです。

暗い部屋で少女が佇む雰囲気が出せたかなと。

でも、ほんとに苦戦しました…完成してよかったです…w

バラードは、楽しいのですが、難しいですね。

では、また。
3曲目、NO HOPE OF THE DEAD

バイオハザードです。





おわり










ってのは冗談で

そうですね、ゾンビ映画やゲームが大好きで、パニックホラーのEDによくあるような激しい曲を作りたくて。

歌詞の内容は、特に意味はなかったり、実はあったり
バイオハザード好きな人は分かると思いますね。

この曲はニコニコ動画にも投稿していて、絵師の真理恵さんがどストライクな絵を書いてくださって、なんだか僕の好みがバレてきているようなw

動画のカメラワークとかアメコミっぽくなってて、それは注文してなかったのですが、動画頂いた時に「うん、その通り!」って心の中で叫びましたw

その他、音にも注目してほしいですね。
各セクションでいろんな音使いが出来たので、今後に繋がる曲になったと思います。

これからも、こういったセカンドワークというか、僕が音楽をやる上で伝えたい事とは別のフィールドに位置付く曲をどんどん作っていきたいです。やっぱり楽しいですしね。

では、次は4曲目!
2011年5月に投稿した「エンドレス∞エピソード」のリアレンジバージョンです。

ストリングスをカットして、よりバンドサウンドを生かした感じを目指しました。
ミクの調声も良くなってますよ。

リアレンジ作業は、数年前の自分と今の自分との変化や成長を確認しながら取り組めるので、すごくいい刺激になります。
この先もどんどんやっていきたいですね。

この曲は、ベースラインのアレンジが個人的にはお気に入りです。
数年前は、ベースアレンジが苦手だったので、1番成長を確認できる場所になりました。

是非、原曲と聴き比べてほしいですね!
2曲目、だいたいオマエ気に入らねぇ

そうですね、いろいろあって、イライラしてたんでしょうねw

愚痴とかって、吐きたい時に吐くってのは中々難しいと思うんです。たぶんほとんどの人が、ぐっと堪えながら生きてるだろうなと。

そういう時に1番言いたいセリフが「だいたいオマエ気に入らねぇ」
こんなこと言えたらスッキリしそうですよね。

言えないですけどねw

この曲は、サビの締めにある「だいたいオマエ気に入らねぇ」って所のフレーズが最初に浮かんで、まさにその時イライラしててw

これは曲にしなきゃもったいないと思い、けっこうすぐ出来上がりましたね。

書き殴り、弾き殴り、な感じで。

これを完成させる事で、いろいろとスッキリしたので、作ってよかったと思います。


皆さんも何かあった時は、このフレーズを心の中で叫んでほしいですね。

決して声には出さないでね?w



Ariだい

11月17日、ボーマスにて発売しましたアルバム「ミライカケハシ」のライナーノーツ的なものを書いていこうかと思います。

まず、一曲目「愛猫サディズム」

この曲を作る前は、とにかく王道ロックな感じを目指してて、歌詞のテーマよりも先に曲が出来た感じです。

それで、なんとなく曲を聴いてると「愛猫」という言葉がぽんと浮かんで、じゃあそれをテーマに書いてみよう、という流れで完成しました。

「愛猫」というと、僕の中で「愛犬」とはかなり印象が違って、言葉の響きのせいか、ちょっと小悪魔のような、単にかわいくて愛されてる存在とは違うなぁと感じました。

それを人間に例えた時に、ある男性の愛に捕らわれた女性、要するに男性依存症の女性というイメージに辿り着きましたね。

「貴方じゃなきゃ満たされない、私はまるで愛猫の様」

という歌詞が1番この曲を描写してるのではないでしょうか。

結果的に、激しい曲と歌詞の世界観がマッチしたと思うので、出来た時の満足度は高かったです!

この曲の主人公となる女性の心情の変化なんかに注目して聴いて頂けると、より楽しめるかと思います。


では、次回は2曲目「だいたいオマエ気に入らねぇ」について書こうと思います。



Ariだい