BLAZIN' SOUND BLOG
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ORIGAさん

ORIGAさんの突然の訃報。
44歳とあまりにも若く、早すぎる。

彼女とは、「AURORA」(2005)そして彼女のセルフプロデュースアルバム「THE SONGWREATH」(2008)の2枚のアルバムやのコーディネーター&ディレクターとして関わらせていただいた。
この2枚のレコーディングの後もしばらくは、たまに連絡をとって、新しい音楽的な動き等を話したりもしていたが、
ここ数年は、お会いする機会もなく連絡も途絶えてしまっていただけに
彼女が大変な人生と戦っていたことも知らずにいてしまった。
あまりにもショックだ。
だが、突然すぎて、もうお会いする事ができないなんて、今はまだ全く実感もわかずいる。。

無二の歌声の美しさはもちろん、美しい容姿からは想像しがたいが、非常に音楽に対しアグレッシブで、探究心旺盛、また細部にまでのこだわりは、僕が関わったアーティストの中でも郡を抜いていた。「オタク」という言い方でもいいかもしれない。彼女のアルバムは自分が関わった中でもかなり独特でオリジナリティのある作品で印象深い。
ロシア語の響きだけでも新鮮であったけれど、音に対するイメージも独特な表現で、やり取りはその感性を実作業としての言葉として
どう伝え、どう具現化していくかという感じだったけれど、関わった2枚目のアルバムの頃には、とても信頼してくれていたのを感じられた。
制作過程が楽しくてしょうがない、本当に音楽が好きなんだなぁこの人、そう感じさせてくれた。
音楽に対する思い、姿勢、すべてにおいて、尊敬できるアーティストぶりでした。

深夜までのレコーディングの日々、彼女を自宅まで送り届ける車内でも色々な話をした。
アルバムが一枚終わる頃には、すっかりスタッフ皆がファミリーとなっていて、スタジオでは、自作のボルシチや黒パンを振る舞ってくれた思い出も。
ロシアという寒い国のイメージや、エレクトロニカというジャンルのもつ無機質なイメージを浮かべるけれど、
僕は、彼女のこの2枚のアルバムを聴くととても暖かいものを感じることができる。
それは、彼女との様々な思い出のせいなのか、わからないけれど。

心よりご冥福をお祈りします。