　ブリーブ・ラ・ガイヤードからごきげんよう、ドゥミ仙人こと☆Blay典子です。

ご縁をいただき、ありがとうございます。

　さて、早速ですが、今日は毎週土曜日にお贈りする

スピササイズ

初めての方の為に、スピササイズとは…

毎日の暮らしの中で、ひらめきと行動を意識すると共に、スピリチュアリティー（精神性）を高め、見えない世界とのつながりを深めていくエクササイズです。

フィットネスエクササイズのようにコツコツ続けていき、人生を思いきり楽しめるようになることが目標です。

できれば、１から進めていただくことがお勧めです🔽

『＊スピササイズ 1a：宿命を考える１』　モンペリエからごきげんよう、ドゥミ仙人こと☆Blay典子です。ご縁をいただき、ありがとうございます。　「スピササイズ」をお伝えするのに、なんとなく毎回土…

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スピササイズ26のテーマは

「依存心」を手放す

スピササイズ19より、「手放し」をテーマにお送りしています。

『＊スピササイズ19：過去を手放す』　マンサックからごきげんよう、ドゥミ仙人こと☆Blay典子です。ご縁をいただき、ありがとうございます。　さて、今日は毎週土曜日にお贈りするスピササイズ …

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運気を上げるために、自分の中にあるネガティブなものを「手放すこと」が、とても大事です。

と、「ネガティブなものを手放す」と、ずっと書いて来ましたが、今更ながら💦厳密に言うと、色々なものを手放して、心や頭の中を、できる限りスッキリさせておくことが大切です。

「手放し」を試されて行くと、自分が思っている以上に、普段考え事や心配事で頭の中が占められていることに、気づかれると思います。

その状態でいると、日々の諸々をこなすだけで、なんとなく月日が流れてしまいます。

でも、人生に対する見方を変え、意識的に行動することによって、必ず人生を好転させることができます

「手放し」には、ネガティブなことを引き寄せない目的と、できるだけ雑念を払って、頭をスッキリさせ、見えない世界からのサイン、直感を敏感に受け取れる状態にしておく目的もあります。

少しずつ、トライしてみてください

これまでに取り上げた「手放し」は

過去

過去の痛み

今の痛み

こだわり

普通は

正誤でジャッジする

では、本題の「依存心」を手放す

ここでは、スマホ依存などの物への依存ではなく、人への依存の手放しについてお伝えしたいと思います。

　私は、アラサー時代に日本を離れ、最初の15年は仕事や介護の為、日本に長めにいた時期も多少ありましたが、その後の10年強はほとんどの時間を海外の南の島々で過ごし、その後フランスに引っ越し、今約３年になろうとしています。

多人種、多文化の中で生活すると、必然的に多種多様な経験や考え方に出会うので、精神は自然に鍛えられ、自分でも強くなったもんだと感じられます。

が、そんな中でも、フランスで暮らすようになって初めて「日本人は日本の教育や生活環境などから、依存しやすくなりやすい」と感じるようになりました。

　私が思う主たる原因は「主体性が養われにくいこと」

まず、教育。

これは私だけでなく、私と同じくフランス人と結婚し、フランスに住む友人との共通認識ですが、日本の教育システムは、受験に向けた準備という要素が強く、「熟考する」ことは学びません。

フランスの高校３年生は、フランス語の授業はなくなり、その代わりに哲学を学びます。

知識や学問としての学びではなく、権威を鵜呑みにせず自分で考え、発言し、行動することができる「市民」を育てることを目的としているそうで、１年で論法を学ぶそうです。

卒業試験は、３つのお題から１問を選び、４時間での筆記解答。

ちなみに、2022年の問題はこちら🔽

－Les pratiques artistiques transforment-elles le monde ?
（芸術活動は世界を変えるか？）

－Revient-il à l’État de décider de ce qui est juste ?
（正義を決定するのは国家か？）

－Expliquer le texte suivant : un extrait de Cournot, Essai sur les fondements de nos connaissances et sur les caractères de la critique philosophique (1851).
（アントワーヌ＝オーギュスタン・クールノー著『我々の知識の土台と哲学的批判という性質についてのエッセー』からの引用部分についての批評を述べよ。）

否が応でも、熟考する力が身に付くと思います。

また「個」を重んじるフランスでは、自分の意見をちゃんと持ち、発言できてなんぼ

学校でも家庭でも、小さい頃から一人ひとりが、はっきり言葉にするよう徹底して教育されます。

個々が熟考し発言力もあるので、とても大人で、日本人が幼く見えます。

発言力は公の場でものが言える力もですが、日常生活でも年代を問わず、誰とでも躊躇せずに会話が出来、素晴らしいなと思います。

フランス語習得者に対しても、その方針は同じ。

仏検にある口頭試験だけでなく、語学学校の授業でも、必ず討論の授業があり、しかも多めです。

討議の際、相手がどんな理由で、それを押しているのかを想像し、一例として「◯◯という理由でそう言っていて、そこは理解できるが◯◯という理由で、私はあなたには反対だ」のように、様々な角度から相手の考えを想像すること、その上で明確に伝える言い回しのテクニックを教えられました。

先生の指導は、表情にも及び「怒りは怒りの表情を強調して言うことが大事」と言われました。ただの語学学校で

50代になって、初めて学んだことでした。

日本では、時間をかけて一人ひとり意見させることはあまり無い（無かった）と思います。

学校での決め事も、３つ４つの意見から多数決を取るのが普通で、フランスで体感するほどの意見交換はありませんでした。

意見を出す人もだいたい同じで、あとはその他大勢。

反論があっても、特に議論されず、多勢が優先されることが繰り返され、次第に反対しても仕方ないという無力感からか、それさえなくなっていった覚えがあります。

自己主張を学んでわかるのは、その他大勢の中にいる気楽さです。

常に意思をはっきりさせているのは、頭も使うし、多少なりとも自己責任を伴うので、精神的に結構疲れます。

それを知ると、自己主張しないで、あまり考えず、その他大勢の中にいるのは、実は楽だったんだなと感じました。

今まではそれが普通で、特に疑問にも思わずに来ましたが、それは事実上、誰かの意見に従い、誰かの下にいるのと同じ、つまり、依存した状態になっていると気づきました。

自分でYES/NOをはっきりさせず、なんとなく流された結果、自分ではそんなつもりはなかったとか、知らないうちに面倒に巻き込まれたということが日本ではよくあり、それらは主体性が養われない結果なのではないかと思いました。

また、日本では宿題が多く、自分の興味で学ぶというより、言われた課題をこなすことに時間を費やさなければなりません。

どうしても、上から言われたことをする構図ができてしまい、主体性が育ちにくい一因になっていると感じます。

　もう１つ、強く感じる要因は社会環境です。

日本は、個々の努力のおかげで、社会がとてもうまく回っています。

これは、日本の強みで好ましいことでもありますが、主体性を育てるには向かない環境だと感じます。

フランスでは、はっきり言って、社会がうまく回っていません。

「個」が最優先なので、諸々に時間がかかるのが当たり前。

様々な手続きには数多の書類が必要な上、簡単ではなく、手続き完了に要する時間も人それぞれ。

数日で終わる人もいれば、数ヶ月、数年を要するケースもあり、一筋縄ではいきません。

これは私が外国人だからかと思いきや、フランス人でも例外無し。

時々ぶち当たる日本では起こり得ない不便さに頭を使い、自主的に動かなければならず、フランスは住みづらいと感じるところです。

でも、最終的になんとかなるので、フランスの不便さは、なかなか改善されないと思います。

また、書類や手続きごとが必要なのは、たまのこと。

日常は暮らしやすいと感じます。

これについてはまた別の機会にお話しさせて頂きます。

　これを経験すると、日本の生活は夢のよう

普通に暮らすのに、困ることはほとんどありません。

交通機関も数分の遅れでさえイラッとするくらい、スムーズです。

物が溢れるくらい巷にあり、食事も本当に質の高いものから、レンチンで食べられる一流シェフの味や即席麺などの手頃なものまで、自分で苦労せずに食すことができます。

おもてなしはごく基本。

利便性が高く、困ることが少ないと、当然深く考える必要はなくなり、主体性がなくても困りません。

そういう意味で、日本人は過保護に育った良いところの子どものようだなぁと感じます。

純粋培養で育ち、欲しい物は手に入る、危機的に困った事がなく、疑うことを知らなくて無垢で優しい、何でもしてもらうことに慣れていて、自主的に動くのが苦手・・・

良し悪しではなく、こんな印象があります。

　日本人は言われたことをこなすことは得意ですが、自主的に行動することは苦手だと言われます。

「何がしたいですか？」の問いに、日本人は例が挙げられていれば選ぶことはできても、例えがない場合、自分の中からスッと答えを出すには時間がかかるそうです。

マニュアルにない例外に出くわすと、あたふたしてしまうのは、日本のあるあるだなと思います。

　国民性を表す小話をご紹介します。

無人島に各国の男2人と女1人が流れ着ました。3人はその後どうなる？

イタリア人🇮🇹「男2人が殺し合い、生き残った男が美女を愛する」

フランス人🇫🇷 「３人でうまくやる」

イギリス人🇬🇧「女性を紹介してくれる人が現れるまで待つ」

中国人🇨🇳「男性２人で商売を始め、働き手確保の為に子どもを作る」

日本人🇯🇵「東京に何をするべきか指示を仰ぐ電信を送る」

無人島を舞台にしていることを前提と考えると、ツッコミどころ満載ですが、それはさて置き「指示が無いと動けない日本人」を象徴した話です。

　２人の友人からは「考えない日本人」を印象付ける話を聞きました。

１つめ、ボラボラ島にいた時代。

ハネムーンで来た日本人カップル。

朝食がカヌーで水上コテージに運ばれてくるプランがありました。

新婦から「その時、日焼け止めは要りますか？」との質問がありました。

２つめ、日本でのこと。

マクドナルドに行き「紅茶」を注文した時のこと。

「ミルクティーかレモンティーのみで、紅茶はありません。」と言われたとのこと。

「どちらでもいい」と答えると、「どちらかにしてくれないと困ります」との回答。

※この２つの話に疑問を感じなかった方、依存体質の要素ありかもしれません。

　さて、肝心の「依存心」を手放すには🔽

自分で考え、自主的に行動する力、主体性を養っていくことが大切です。

まず、日頃から少し考える癖をつけ、習慣にしていきましょう。

何かの決め事がある時、はっきり発言できなくとも、自分の本心はどう思っているかを意識して、自分の中でだけでも考えを明確にしましょう。

「◯◯さんがそうするなら私も」と人を基準にしたり、場の空気を読んだりせず、自分の意思で決めることが大切です。

自分の立場をはっきりさせつつ、自分の中で本当に大切にしたい部分を探り優先させて、流されない自分を作っていきましょう。

NOと言う練習をするのも効果的です。

流されなくなる為には、長い物に巻かれないように、嫌なものには嫌だと言えるよう、普段から上手に断る練習をして、上手い言い訳を考えて、自然にNOが出てくるように備えましょう。

　いちいち考えるのは面倒だと目を背け、人任せにした結果、いつの間にか依存する状態になってしまうことを意識しましょう。

「何か良いことないかな？」という思いも、幸せを他人任せにしていると言えます。

幸せは誰かが運んできてくれるという幻想を捨て、自分の幸せに責任を持ちましょう。

他人が考える幸せが、必ずしもあなたの幸せと一致するとも限りません。

幸せは、本気になれば、必ず自分で引き寄せることができます

　ではまた次回、À la prochaine !（ア・ラ・プろシェンヌ！）

＊スピササイズ26：「依存心」を手放す