「痛っ」
あれから2週間俺のケガは全然治ってない。
「いつ治るんですか?」
医師に尋ねた。
「そうだな~3か月は無理だな」
「そんな・・・」
「どいて~~~~!!」
大声で看護婦が患者を運んできた。
びっくりして振り向いた。
「大佐?」
大佐に似ているような気がした。
別室に運ばれたのではっきり顔は分からなかった。
それからまもなく医師が出てきた。
「今のは誰なんですか?」
「君の大佐だ・・・もう大佐は目を覚まさない」
それを聞いた瞬間涙が出てきた。
涙が止まらなかった。
「何で?何で?何で大佐は死んだんですか!答えてください!」
「落ち着け!君がいくら叫んでも大佐は戻ってこない・・・」
「・・・」
「大佐は兵士を助けたんだ。自分が身代りになって・・・」
「大佐・・・」
「大佐がいなくなった今、君がやるべきことは分かっているだろ」
「はい・・・」
続く・・・