今日は友達が会いに来てくれました。


かつて工場の派遣で働いていたときに出来た男の子の友達です。その当時彼は正社員で働いていました。クソお局達が牛耳っている部署だったので派遣は無視されたり…と色々と働きにくい職場でした(笑)。その中でも彼は派遣にも分け隔てなく接してくれるような人間が出来た人です。

その彼ですが、どうやら都会に引っ越してアパレル系の正社員に転職していたようなのです。

ただこの転職がかなり大変だったようで…今回はそのエピソードを共有したいと思います。


彼とプライベートでも何回か遊んだことが有りますが、その時の印象は「自分の世界観を持っているコーディネートでお洒落だな」といった感じです。

服も好きだと言っていたのでアパレルに転職したのは驚きませんが、どうやら…かなりの数の面接を受けて殆ど落ちたようなのです。

正社員の面接なので当然スーツで行きますよね。でも何故か落とされる…(彼は頭も良いし性格も良いです)


彼曰く「都会に出て分かったけど、田舎でお洒落って言われてても都会じゃ並以下だよ」とのことなので、多分、田舎の人特有の芋感が出ていたから面接に通らなかったのかもしれませんね…

実際に久々に出会った彼は、かなり垢抜けていてほぼ別人でした(笑)


これは彼が言っていたのですが「もしファッション系に進みたいのなら高校か大学くらいで都会に出ないと厳しいよね…」「田舎でお洒落って言われてるくらいじゃ都会で通用しない」「田舎に生まれた時点で既にハンデ持ってるから」


「田舎に生まれた時点でハンデ」というのは私も同感です。田舎生まれは人生ハードモードとはよく言ったものです(笑)。地元の工場で働いて結婚して一生を終えるなら別にどこで生まれても関係ありませんが、アパレル系のような感性を武器にする仕事に就きたい人、大企業に入りたい人、海外志向が強い人にとっては田舎に生まれた事自体が既にハンデなのです。

勉強次第で覆せると言う人もいますが、そういう人は田舎の教育水準を知らないのです。田舎の高校なんて自分の名前さえ漢字で書ければ入れます。

私が通っていた高校なんて、数学の授業と称して足し算引き算をやっていたレベルです。しかも出来ない子がいるという地獄…(裏を返せば、田舎で一生を終える覚悟があるなら勉強なんか必要ないとも言えるが…)

今でこそインターネットが発達して、自力である程度までは頑張れる時代になりましたが、私たちが現役の時にはそんな物はありませんでした…

塾に行くのにも田舎の工場勤務の親の収入だと厳しいですし…


そういえば…昔見ていた街づくり系のゲーム実況者の人の言葉で覚えている言葉があります。

「頭が良くなると田舎から出ていく」

結局この言葉って的を射ていたのかもしれませんね…