
巧慧(ギョヘ)は二人を見て、すぐに伺候をした。「九皇子様、十皇子様、ご吉祥です!」
巧慧一看来人,立即站起来请安,‘九阿哥,十阿哥吉祥!’
ここにきて他の人を見るのはこれが初めて。ぼーっとしていたが、巧慧(ギョヘ)が伺候するのを見て突然気づいた。この時代は尊卑がはっきりしていることを。幸いにも時代劇は結構みてたから、急いで彼女のやり方を真似て身体をまげ伺候をしたが、心の中では先ほど彼が言ってた言葉で、また、私が25歳ではなく13歳であることを忘れてしまったことにドキドキした。
从到这里以来,我还没见过外人,一时愣在那儿。看到巧慧请安才突然反映过来,这个年代尊卑有别,幸亏古装电视剧没少看,也急忙学着她的样子躬身请安,心里却为刚才他所说的话直打鼓,又忘了我现在的年龄是十三,而非二十五。

前で笑っている少年は喋らず、ただ手であごを触りながら、私を上下に眺めた。たぶんこの人が十皇子で、彼の斜め後ろに立っているまっすぐな身体をしているのが九皇子だろうな。九皇子は軽く「起き上がりな!」と言った。
前面笑着的那个少年也不说话,只是用手摸着下巴,上下打量我。我心想这个应该是十阿哥,他侧后面站着的那个身板格外挺直的,应该是九阿哥。九阿哥平平地说了声:‘起吧!’

私と巧慧は身体を起き上げた。心の中で、ここにきて初めて会ったのが康煕帝の息子の中で最も有名な「賢王」八皇子ではなく、毒蛇のような九番目と役に立たない十番目で、先ほど話た言葉で何か不適がなかったのか、確かなかったように思えるし、聞こえたとしても恐らく大丈夫だろう?といろいろと考えていた。
我和巧慧直起身子。我心理一边想着原来在康熙鼎鼎有名地诸子中,我首次见到地不是贤王八阿哥,而是传说中的毒蛇老九和草包老十,一边琢磨刚才的话又哪句不妥当,好像没说什么不敬的话,即使被他们听去了,应该也没什么吧?
十皇子は笑いながら「あなたが馬爾泰(マイテ)家の?」
十阿哥笑问:‘你是馬爾泰家的?’
「はい、そうです。!」と私は答えた。
我道:‘是!’
また何か言いたそうだったたが、九皇子が「行こう、八兄(ハチニイ)が待ってるよ!」と促すのを聞いて、頭を叩き大声で「そうだよね、話してるうちに大事なことを忘れてしまった、行こう、行こう!」と言いながら私の側を通って行った。
他好像还想说些什么,九阿哥催到:‘走吧,八哥还等着呢!’
十阿哥一拍脑袋,急忙从我们身边走过去,大嚷着:‘是啊,我一看热闹就把正事给忘了,走,走,走!’

私は歩く二人の後ろ姿を見ながら、さっき十皇子の様子から「古人は後世を欺かない」ことに感嘆した。本当にやくに立たない感じに思わず笑い出したとたん、ちょうど振り向く十皇子の顔と向き合って、瞬時に固まってしまった。古代で目上の人をあざ笑うのはどんな罪になるのだろう?と不安になっていたら、意外に彼はおどけた顔をした。我慢できず、また笑い出した。彼は私に笑いかけては、九皇子について行った。
等他俩走过,我抬头看着他俩的背影,想着刚才十阿哥的样子,感叹‘古人诚不欺我’,真实有点儿像草包,不禁笑起来。我的笑容刚展开,正对上十阿哥回转的脸,一下子有点儿僵,‘以下嘲上’不知到是什么罪?正惴惴不安,不想他竟朝我做了个鬼脸,我没忍住,扑哧一声又笑出来。他嘲我咧嘴笑了笑,回过头,追着九阿哥而去。
戻る時、巧慧はちょっと驚いたのかそれとも私に不満があったのか何も喋らなかった。私もずっと黙って、先ほどのことを考えていた。もし私の哀れな歴史の知識が正しければ、十皇子は持って回ったような考え方をする人ではないので、恐らく先ほどの出来事を八皇子に話すに違いない。八皇子はどんな反応をするのか私にはまったく分からない。「賢王」という名声から考えればたぶんそんなに器の小さい人ではないだろうが、一旦姉に一言話しておいたほうが事前に準備はできるだろうと考えていううちに、もうすぐ着くどころだった。私は歩く速度を下げ巧慧に「私も姉上が幸福に過ごせることを望むわ、安心して!」と言って、巧慧がどんな反応をするのかも見ず部屋の中へと急いで入った。
往回走时,巧慧一直不说话,不知道是因为刚才有点被吓着了,还是对我不满。我也一直在想着刚才的事情,如果我那可怜的历史知识属实,十阿哥肠子可没有几道弯,只怕刚才的事情他肯定会告诉八阿哥的,至于八阿哥会有什么反应,我完全不知,那只能先给姐姐说一声,虽不至于有什么大事情,但有个准备总是好的。心里拿定了主意,也快到了,慢了慢脚步说:“我总是希望姐姐过得好的,放心吧!”说完也没有管巧慧什么反应就快步进了屋子。
姉はベッドの上で横になっていて、女中が脚を軽く叩いていた。私は咳払いしながら、姉の真ん前に座った。姉は本当に美人だった。 きれいな楕円型の顔に、肌色もとてもよく玉のように真っ白で艶艶だ。現代にいたら、恐らく姉に求愛する人は列をつくるだろう。
姐姐正侧卧在榻上,小丫头跪在脚踏上给捶腿,我做个禁声的手势,找了正对着姐姐的椅子坐下。要搁到现代,恐怕追姐姐的人要不排个营也肯定有一个连。下巴尖尖,我见尤怜,肤色尤其好,细白嫩滑,在灯下看来更是晶莹。
姉は目を開けて、私がぼーっと眺めているのを見て、女中に起き上げるのを手伝ってもらった。クッションを背中にし座って微笑みながら「今はもっと静かになったね、戻ってきて声もかけないで。きれいでもない私をそんなみてどうするのよ?」
姐姐睁开眼睛,看我正在打量她,让丫鬟扶起来,靠着垫子坐好,笑问,“你现在是越发静了,回来了也不说话,我有什么好看的?”
私も笑いながら「姉上がきれいじゃなかったら、世の中にきれいな人は何人もいないわ」と言い返した。
我也笑着说“姐姐若不好看,这好看的人只怕也不多了。”
女中が水を渡したら、姉は軽くふた口飲んで返し、また目を軽く閉じた。
丫头端了水给姐姐,我看姐姐轻抿了两口,复递回给丫头,又半眯着了。
私は小声で「先ほど庭園で九皇子と十皇子にあったの」といった。
我淡淡道,“刚才在园子里碰到九阿哥和十阿哥了。”
暫くして、続きがないのを見て、姉は目を開け私をちらって見てから、隣の女中に「あなた達みんな下がって、お嬢様が風呂に入れるよう準備しなさい」といった。
姐姐等了一会见我没有下文,睁眼看了我一眼,对旁边的丫头说:“你们都下去给姑娘准备沐浴用品。”
女中達がみんな下がってから、私は立ち上がり姉の側に座って、夕方の出来事を一通り話した。聞き終わった姉は何も話さず、ただ部屋の反対側にある瑠璃屏風(るりびょうぶ)をぼーっと眺めた。結構な時間が経って、姉はため息をつきながら「若曦は本当に大人になったね!あなたは今13歳の小娘ではなく、神楽から落ちてきて10歳も大きくなったような気がするわ」といった。私は心の中で確かに大きくなったわと思った。
丫头们都退了下去。我站起,走到她身边坐下,把晚上的事情说了一遍。姐姐听完也不说话,只是看着侧边的美人屏风发呆。过了一会,叹道:“妹妹,你真长大了!”她替我理了一下耳边的乱发,温柔地看着我说:“你现在倒不象是个十三岁的小姑娘,倒是好象是一跤摔大了十岁。”我心想,的确是摔大了!