当時、私の友人にメタリカ好きな奴がいて、


こいつの家にはビデオデッキがありませんでした。


そいつに、深夜のHM/HR専門番組でメタリカ


が初制作のPVを放送するので録画して欲しいと頼まれ、


嫌々引き受けたのが始まりでした。


そして暇だったのでリアルタイムで番組をみながら録画しました。


そう、それが、あの 『ONE』です。


メタリカはPVを作らない、派手な宣伝をしないので有名なバンドでした。


そんなバンドが、こだわって作ったPV。


私は嫌いなはずなのに、朝まで繰り返し繰り返し『ONE』を


見ていました。



私が19歳くらい。だから20年前かぁ。


ヘビィメタル(以下HM)は正気の人間には受け入れられない。


そんな音楽でした。


そんな普通じゃないモノに引きつけられてハマったモノこそ、


ある種宗教に近い存在になるものです。いや、宗教だな。(笑)


そして当時、このHMという異常な宗教集団(?)でさえ


『理解できない。ウルサイ。やりすぎ。コワい。』


と忌み嫌われてたのがメタリカでした。何を隠そう私も大っ嫌いでした。(大笑)






私がHMに目覚めたのは中学2年の頃。


トゥイステッドシスターのウィ・ナット・ゴナ・テイクイットのPVを見て「コレだ!!」と思ったのが始まり。


そして高校でバンドを組みVOに。


当時ジューダスプリーストやモトリークルー、キッスなどを聴いていた私には、


ドラムなんて地味で職人堅気なパートは無縁なものでした。


そして時代は流れて、私は二十歳。


時代はガンズアンドローゼズ(?)の出現により、ロックンロール(?)ブームへ。


日本ではジギー(?)ブルーハーツ(?)BOOWYみたいな『何かなぁ。』(*あくまで個人の意見です。)な時代。


一応、当時エアロのママキンなどをコピーして歌っていた私です。(笑)


そんな時に深夜のHM/HRの専門番組(敢えて名前は出しません。理由は後程書きます。)で


メタリカに出会ってしまいました。(涙)