やっぱり時事ネタの方が書きやすいし
見やすいのかな?と思う今日この頃。
はいどうも、よーちゃんです。
今日も今日とて医療のお金の話。
みんな好きですよねお金のは・な・し。
今回は「薬価」についてです。
みなさんあまり知らないかもしれないん
ですが、お薬1つ1つには薬価という
「お値段が設定されています。」
例を出すと、皆さんになじみの深い
「ロキソニン錠60mg」で1錠当たりの
薬価が「13.4円」らしいです。
これも結構コロコロ変わるのであくまで
参考です。(そこら辺は施設基準と同じ)
つまりこのお薬を1錠患者さんに出すと
医療機関は13.4円の収入になります。
しかしながら、お薬はモチロン薬屋さんから
購入するのでタダではありません。
でも13.4円で購入する訳ではないので
その仕入れた価格との差額が医療機関の
利益になる訳です。
これを「薬価差益」と言います。
昔、アホみたいに薬を処方する
医療機関なんかがありましたが、
あれはこの薬価差益で儲けようとして
大量に処方している訳です。
患者側も患者側で、たくさんあった方が
安心、なんて使わない薬を風月堂の
ゴーフルのカンカンに保管してたり
する訳ですよ。ただ、もちろんこの薬価は
税金ですのであまりに無駄になると
それはそれで税金の無駄遣いとなる訳です。
最近はジェネリック薬品(後発品なので薬価が
安い)や、そもそもの薬価が抑えられている事も
あって、院外処方にする医療機関も多いです。
よく見ますよねクリニックのすぐ横の薬局。
大きな病院の横なんて、薬局が5件ぐらい
並んでたりしますからね(笑)
医療機関にしてみれば、処方に関しての
費用(スペース、設備費、人件費等)が不要で
薬局にしてみれば処方に特化できるという
メリットがあります。
医療機関は処方を出すことで処方の診療報酬を
貰えます。しかも国はこの院外処方を進めて
いますので、院外処方の診療報酬は高めです。
患者さんにしてみれば、病院で長々と待たされる
事もなく、処方箋さえあればどの薬局でも
薬を受け取れるメリットがあります。
今後、訪問診療や訪問介護が増えていく中で
院外処方はもっと増えていくでしょう。
(後発品も)
そうなると、「薬価差益で儲けてた」なんて話は
過去のものになるのかもしれませんね。