勿忘草
役名
①千尋 17歳
真面目で明るい青年
②アカネ 年齢不明
とても明るい女の子
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千尋【放課後、僕は友達と別れ1人、帰路に着いた。平凡な1日が終わるはずだった。】
千尋「……っ!?」
千尋【大きなブレーキ音と宙に舞う身体。喧騒が響く。次第に感覚が戻って来て、痛みと寒さ、それに死ぬ事に対しての恐怖と寂しさが込み上げてきた。そして、意識が遠く…なって…。】
アカネ「…きて……起きて……起きてー!」
千尋【目を覚ますと、煉瓦造りの駅舎。】
千尋「ここは?」
アカネ「おお!!起きた!死んだのかと思ったよー!ここは記憶を巡る旅の出発地だよ!」
千尋「そう…僕は千尋、君は?」
アカネ「忘れちゃったんだね(ボソッ)。私はアカネ。君の案内役だよ!ほぉら、もうすぐ汽車が出ちゃう!!!」
千尋「え。うわぁっ!」
千尋【君の小さな手に引かれ、僕は汽車へ乗り込んだ。そして、ドアが閉まった。僕らは色んな記憶を見て回った。面白いもの、楽しいもの。2人で笑い合った。】
アカネ【もう…私を忘れないで…】
千尋「これは…どういう事!?アカネ!!!………アカネ?」
アカネ「…もう忘れないで!私を忘れないで!もう忘れさせないっ!絶対にっ!」
千尋「や、やめて!アカネ!!!」
アカネ「貴方はあの時の事をもう忘れてる!!!忘れないって約束したのにっ!だから、私とずっと一緒にいて!!!」
千尋「……。…もしかして…君は…」
アカネ【勿忘草、2018年7月20日公開】
千尋「もう、忘れない。」