5時でイルミネーションが役割を十二分に果たせる程に日が落ちるのが早くなったことに気付く。必修の授業が早めに終わり、生協の書店に向った。就活関連の本を手当たりしだい眺めたものの、姉にもらった本とかぶるのが怖く、一時間は立ち読みをしていたくせに、手元にあるのは割引セール中の業界研究の本二冊だけだ。厳選をしたのかと思いきや、会社自体が少なく、そのくせ人気な狭き門である映画業界の本を買ってしまったことを後悔しながら家路につく。乗り換えを最低回数に収めたかった私は、猛ダッシュで電車に乗り込み、席を確保した。昨夜は寝息のうるさい彼氏のせいで殆ど眠れなかった。幸い、端の席に座ることができたため、安眠できそうな予感がする。久しぶりのブログを綴った後、緩みきった足を慌てて閉じて、こっくりとゼロの世界に溶けていった。