おひさしぶりです・・・・・・・。
年明けてからこんなにたっていた・・・。
ひえええ
前回のお話(6話)1話はこちらから____________________
真央は自分の部屋に入ると、
勢いよくベッドに飛びのった。
真緒の頭の中は、ぐるぐると混乱していた。
そんな頭の中を整理するために、枕をこぶしで叩きながら窓をにらんでいた。
------「俺、真緒が好き」。
真緒はさっきの言葉を思い出して顔を赤くした。
さらにキスもされたのだと、改めて自覚して思わず唇をぬぐった。
------俺のこと好きって・・・・
幼稚園から紘貴とは一緒にやってきたけど・・・。
いつから?
というかその好きは、恋愛感情を持った好きなのか・・・。
しかも自分たちは男同士だ。
なんで?どこが好きなのか?
疑問が沢山浮かんだ。
真緒は、顔を枕にうずめた。
------さっき、思わず「ごめん」っていっちゃったんだよな俺。
ごめんはとっさに出てしまった言葉で、とくに意味はなかった。
強いて言えばいきなりキスされて、びっくりして、さらに告白までされたから顔を見れなかったから出てしまったのだと思う。
そんなことを考えていたら、ドアをノックする音がした。
「真緒。あけて」
真緒は、ゆっくりベッドから降りてドアを開けた。
「・・・・・・・」
紘貴は、部屋の中に入ろうとしなかった。
「・・・入れよ」
真緒は目をそらして言った。
紘貴は、気まずそうに部屋に入った。
真緒は部屋のソファに座ると、紘貴はベッドの下に座った。
沈黙が12秒ほど続く。
「「--------っ・・・ごめん」」
二人は顔を見合わせた。
「はもった」
「・・・ね」
「・・・・あの、俺さっきは、びっくりして、なんていえばいいかわかんなくて、多分、そういう意味でごめんとか言ったんじゃなくて・・・えっと・・・。なんかごめん」
紘貴は真緒を見つめながら微笑んだ。
「・・・こっちこそ、いきなりキスしたりして、ごめん。・・・・・でも、俺は本当に真緒が好きなんだ。小6のときからずっと。」
「・・・・小6?なんで?」
「よくわからなかったけど、真緒が女子とか男子と話してるの見てるとすごくイライラしてさ。」
「それは友達同士でもなる奴もいるんじゃ」
「・・・そうなんだけど。覚えてない?いきなり俺が真緒のこと避けるようになったとき」
真緒はハッとした。
小6の頃いきなり紘貴に避けられるようになったときがあった。
帰り道は、違う人と帰ってしまうしこのことは、今まで謎だった。
「え?!あれって」
「そう。男なのに真緒と話してるとドキドキしちゃって恥ずかしかったから多分避けちゃったんだと思う。」
いろんなことをカミングアウトされ、
スッキリした部分もあったが、男が男の自分を好きと言っているのだ。
なんと言えばいいのかわからなくなって目を泳がせていると紘貴が口をあけた。
「俺は、真緒に好きになってもらおうなんて全く思ってないよ。今までみたいに、友達でいてくれれば全然」
「じゃあ、なんでキスしたんだよ」
「もうしない。ごめん」
そういうと紘貴は、部屋から出て行った。
つづく