もう、20年以上前。
勿論、ネット配信なんてなく、レンタル屋さんが、
ちらほらと都市に出てきた時代。
うちの町(幼少の頃は、まだ村やったしね^^)には、
勿論、レンタル屋さんはおろか、コンビニすらありま
せんでした^^。
音楽と触れ合う機会といえば、TVと、そして・・・FM
ラジオです。
FMで流す曲は、一応ステレオ音源なので、おもに
エア・チェックとは、FMラジオから、カセットテープへ
の録音です(あくまで、独自の解釈w)。
当時は、なんとかパルとかいう、雑誌もあって、財源
の乏しい子供が、ポップスやロック他、色々な音楽を
楽しむものとして、FMラジオは、頼もしい協力者であっ
たと思います。
して、CDが出る以前(当初は、コンポにCDプレイヤー
つけるやけで、+20万円という・・・・とてつもないもの
でした)、メインの”録音もできる”媒体といえば、カセット
テープでした。
科学的な構造は、わかりませんけど、カセットテープに
は、ヒス・ノイズというものが付き、それをどう除去するか?
ということに、コンポ・マニアは頭を悩ませました。
業者が、開発・販売した、その除去システムとしては、
ドルビーB・C、アドレスというものがありました。
なんかで読んだ記憶やと、一回音源を圧縮し、それを
また元に戻すことによって、どーのというシステムでした
が、ヒス・ノイズが消えるかわりに、ヒス・ノイズやけやなく
元の音源も少し除去してしまい、音がこもるという弊害が
あった記憶があります。
そして、カセットテープには、グレードの高いLV・Ⅰkら
、安価な、Ⅲまで、ありました。
そのグレードの基準は、そのヒス・ノイズの大きさにも比
例していたのですが^^。
一般的で、安価なⅢは、二酸化鉄(ようは、錆)のテープ
でした。
Ⅱは、コバルト&クロームの双方やったと思います。Ⅰ
は、純化鉄でした。なので、Ⅰは、メタル・テープと呼んで
ました。
そんな中、TDKが、透明プラのボディに、部品をすべて、
鉄で構成した異常に高価なメタル・カセットテープを発売^^。
60分テープで、定価が2000円以上したような気がしま
す。
ためしに、無いお金はたいて、購入して、「前略・ミルク
ハウス」のイメージアルバムを録音したのを覚えてます。
ヒス・ノイズは、全く聞き取れず(うちにはね)、クリアな
音で、録音できた・・・・けど。
逆にクリアすぎて、今のデジタル配信音楽みたいに、
なんか、”機械的な音”みたいな感じがしたのを覚えて
ます。
ま、その後すぐ、CDの技術がすすみ、CDプレイヤーも
安くなっていって、CDに移りかわっていきましたが、CDに
録音する技術ができるまでは数年の期間がありましたでし
ょうか?
でも、・・・(いろいろw)・・・といわれようと、CDやDVD・・・
デジタル音源より、レコードやカセットテープのあの暖かい
音の方が、幼少の頃に聞いた当時の思い出とあいまって、
”良い音”に聞こえるんですよね^^。