「リリィシュシュのすべて」、「だれもしらない」、「オールーシー!」、「kotoko」等を観て、自分は同じ轍を踏んでしまうのだろうか…、と見も知らぬ不安を覚えた事が幾度もある。
中には淡く幸せになる主人公も居るけれど…
私の人生は彼等彼女と同じ様な苦しい思いをして、何も出来ず、何も及べず、適当に命を終わらせて、終わるのだろうな、と思っていた。
けれど、くろさんに、そこから救ってもらったのだ。
そんなくろさんはくろさんで、とあるオンラインゲームで私とチャットで言葉を交わす少し前に…
「最後に、大好きだったこの世界を見てから自殺しよう」とログインしたらしい。
そうしたら、たまたま私とチャットをするきっかけがあって、命を拾った、と言っている。
チャットで話すきっかけは、私の入っているチームの一人がくろさんに周囲チャットで話しかけたのがそれだ。
私はチャットの内容を覚えていないので、他愛ないチャットだったと思う。
けれどそのチャットの内容から、くろさんは私に対して…「自分に近い匂いを感じ、多くの哀しみを体験した人だ」と思ったらしい。
くろさんは次の日から、毎日と言っていい程、ゲーム内で私に会いに来てくれた。
私が変な所で離席放置していた時でさえ、小一時間探し回って私を見つけ、話しかけてくれた。話しかけ続けてくれた。
くろさんは今でも言う。
「ミハイルさんに出会う前の僕は死んだから、ミハイルさんに忠を尽くして生きる。」
と。
大袈裟では無く、私は完璧に、心から全て救われた。
その人を私は、救えているのか、毎日心配になる。心が痛くなる。
けれど怯えている暇も、過去に囚われている暇も無い。
目の前のくろさんを「大切にしたい」気持ちを、行動を優先して生きたいから、変化は苦手だけれど動くしかない、と思っている。
今は…
ありがとう。
を伝え続けるしかできないけれど、くろさんの一緒に色々な世界を見て、笑ったり話し合ったりして、毎日を過ごしていきたい。