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心地よい労働、虚しい睡眠

不況と言う言い訳が流行り病のようにそこかしこから滲む都市
味音痴を認めないバリスタが作るアメリカン並みに薄いエスプレッソのような罪悪感しか持たず
明らかに違法な行為も唯一の信頼への裏切りも
一口だけ口に含んで迷わず吐き捨てた事はすぐに忘れて
自分だけは大丈夫、ばれるわけがない、と同じ毎日を繰り返す

振り返っても

幾度となく経験した人生の岐路(ターニングポイント)
どれが正しい選択だったのか、何が間違っていたのか
人生に幕が降りる時まで答えはグルグル回るのに
ふと振り返った時に限って、全てが過ちに見える位置に立ちつくしている時だったりして
自分が哀れな存在として世の中に気を使わせる可能性が気にかかり
むしろ関心すら持たれず、存在感の薄っぺらい人間でありたいと願う
難しい事を毎日考えている学者先生の誰もが証明できていないのに
理論を積み上げる事で存在しているような議論が交わされる
その何かを証明する為に作られた実験機器も結論は理論的な答えでしかないのだから
自分の存在もそんな何かと同じくそこにあるのかないのかわからない
ただ、そこに存在しているだけの何かなんだろう