「わたしとおなか」 橘果恋
主人公の高校生の女の子が部活の先輩に恋をして、
告白をする為にダイエットを決意し、その経過を綴ったダイアリー式の小説です。
そして女の子は「おなか」と会話が出来るという謎の設定付きです。
太っているのがコンプレックスで、
いつも友達と自分を比べてしまう、
そんな後ろ向きの女の子が痩せて綺麗になるうちに、周囲の目が変わり始め、自身の心にも変化が訪れる。
思春期の女性の恋模様を描くだけでなく、
思春期の女性と母親、父親との関係。
思春期の女性と友達の関係。
それから、思春期の女性に特有の他人からの視線への過敏な反応の在り方などが描かれていて、
最初は謎だと思っていた主人公と「おなか」の掛け合いもいつの間にか不自然なく楽しめ、主人公が外見だけでなく、人間的にいろいろな事を吸収していく様が見受けられました。
とりあえず、感じたのは
努力をすることは大事なことだけれど、物質の本質を見間違えてはいけないって事ですね。
ダイエットして痩せて綺麗になるという努力は素敵だし、
柚木も毎日毎日痩せる!と騒いでますが。
確かに痩せていること、スタイルが良いことでチヤホヤされても、本当に好きになってくれる人っていうのは外見ではないって分かってはいるんですけどね。どうも、後ろ向きになりがちな時は気付かない振りをしちゃうもんね。
自分が嫌いっていう人は、いくつになっても自分を好きになれないまま成長するもんで、
柚木さんもその傾向十分にありますけど、もうちょっと踏み込んで、じゃあどうしたら好きになる?
何が嫌なのかってちゃんと考えよって思いました。
きっと、突き止めて考えてくと
「あれ?たいしたことじゃないんじゃない?」
って行きつくかもしんないしね☆
そして、もう一冊。
「29歳の誕生日、あと一年で死のうと決めた。」
葉山アマリ
2010年、「日本にもっと感動を!」をスローガンに日本感動大賞がラジオ局のニッポン放送とリンダパブリッシャーズによって建設され、一般から応募された実話の中から大賞を選び書籍化するというプロジェクトで第一回目の大賞をとった作品です。
29歳の誕生日、すべてに絶望した主人公が、一年後の誕生日にラスベガスに行って人生最後の大勝負をしようと思い立ち、そこから人生を180度変え、奮闘してゆく模様が描かれています。
誕生日の日に、あと一年しか生きられないと仮定して全力全燃焼して過ごそうと決意した彼女の行動力、圧巻です。
一年前には公共料金すら払えなかった女性が、世界中のセレブにまじってラスベガスのカジノで優雅にふるまう。そのギャップの痛快さと、そこに至るまでの一年間の努力が心を熱くさせたし、なんといっても読後の爽快さが半端ない!こむずかしい理屈を抜きに、単純に感動しましたね!
感じたことはー。
可能性の扉は、じつはとても開きやすいものなのかもしれない
って事ですかね。
おススメでーす。
とりあえず、今日は読書の日と決めたものの軽ーく読みやすい本を選んでしまいました。
来週は図書館いこっと!