みちくさ EXPRESS

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ポートレート、鉄道、風景、スナップなどの写真をアップします。拙い作品群ですが、ご覧いただければ幸いです。



作品作りに協力していただける方を募集しています。基本女性ポートレートですが、男性でも興味のある方はご相談ください。経験の有無は問いません。
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皆様こんにちは。たぶんとてもとても長い文になると思います。途中で飽きてしまったらすみません。

 

2021年10月29日より11月1日まで、個展【go × anna 展 - 12 months -】 を原宿のデザインフェスタギャラリーWEST 1B にて行いました。

 

まずここまでの経緯ですが・・・

 

 

モデルのあんなさんと私は中学校の生徒と担任教師でした。その当時のことについてはここでは割愛させていただきましてw モデルとフォトグラファーとして再会しまして、3年が過ぎたのであります。それまで、それはよ~くわかっている娘さんなので撮りやすい撮りやすい。当然撮影回数も増えていくわけですw。これまでこんな私でも結構な数の展示をやらせていただいておりまして。ここ3年間は展示モデルといえば彼女を起用しておりました。昨年大規模グループ展が今年の8月に延期になることが決まりまして。それじゃあその開催時期に合わせて作品撮りとしていこうと思い立ちました。それもこれまでにない壮大なプランで! ということでコロナ禍の中でしたが、なんとか動きがとれるようになってきた昨年の6月。毎月彼女を撮って12か月というタイトルでA4サイズの写真を12枚展示する!と決めたのです。

そして7月より撮影が始まりました。毎月のテーマとその月がわかるようなシチュエーションを考え実行していきました。天気、気候、彼女の予定とかなり困難な撮影行でした。最初に考えたものを実行するのは簡単なようで全然簡単ではない。遠いところでも必ず下見に行き、なんとか自分の思い描く画を撮れるように努力しました。12か月の中で当初のプラン通りいったのはたぶん2,3回。これまで四季を描く定点撮影はほかのモデルさんで実行したことがありましたが、それよりはるかに難しいことに途中で気づきました。でも、辞めるわけにはいかない。プランを変更したり予定を変更したりしてなんとか12か月を撮り切りました。モデルのあんなさんにもずいぶん無理と迷惑をかけたことでしょう。よく最後まで我慢して付き合ってくれたと感謝の言葉もございません。

 

ところが・・・。その大規模グループ展がコロナのせいで来年の2月に延期になってしまった。12か月というテーマで撮り進めてきた作品群。予定では6月の写真が最後で8月に展示。「旬」をお見せできるはずだったのです。半年以上後では作品としては成り立っていても「旬」ではなくなってしまう。ああ、なんということだ・・・。もうすでに作品の8割は撮り終えているので今さら別のテーマで・・・なんて考えることができない。苦労して作り上げてきた作品を無駄にしたくない。ちょうどこの前の展示【anna × minori 写真展】の時に同じデザインフェスタギャラリーで行ったのもあって、合間合間にほかの部屋を見て回りました。「個展」。料金的にももう少し上乗せすればなんとかいける。その頃です。「個展」を意識しだしたのは。ただ、こんな奴がよりによって個展か?とはいつも思っていました。そんな身の程知らずなことをしてもよいのか?と。

 

あんなさん本人にも相談して、いいんじゃないですか、ということで前回の展示が終わった後しばらくして展示の時期を決め部屋を予約しました。2回ほど見に行ってどこの部屋にするか考え、諸条件からWEST1Bが最適と判断しました。

 

ただ、この時点でひとつ頭から抜けていたことがありました。それは個展なので当然展示枚数が増える。展示枚数が増えるということは作品を作るためのパネルとか用紙とかの料金が跳ね上がるということですww また準備の作業も大変になる。考えれば誰でもわかることなのに気づくのはずっと後でしたw

 

他の個展にもお邪魔し、どういうコンセプトで展示を行っているのか作家さんのお話を聞いたりして自分なりにコンセプトや展示方法を考えていきました。

 

ヨドバシカメラでパネルと局紙を注文し、ポチっとしたときの合計金額を見て、え?え?ってなった時。それはそうですよね。展示枚数がすごい数なんですから。この時に初めて個展というものの恐ろしさの一角を知ったのですww

 

さて、夏が過ぎ風あざみ、じゃなくて夏が過ぎていよいよ近づいてきました。退職して仕事をしていないので時間は十分にあります。早めに準備を進めていったつもりが!案外ぎりぎりになってしまいましたけど💦 写真セレクト。これは結構早めにやっておいたのでどの写真を見せるかあんなさんにも2Lでプリントして見せるぐらいの余裕がありました。オッケーが出たところで現像レタッチ。前回から局紙を使っていますのでこの紙独特の色合いに上手く乗せられるように微妙に色を変えたり。そしていよいよプリント。あまり一気にやってしまうと乾かすのに置く場所がなくなるので一日に数枚ずつやりました。だからプリントだけで1週間以上かけたことになりますね。全部プリントし終わって乾かすことができたらいよいよパネル貼り。ここでの失敗が後々の出費に繋がります。慎重に、あくまで慎重に。だけどやっぱり失敗するんですよ。どうしてそこで手元が狂ってしまうのか。緊張しているからでしょうね。それと床にはいつくばってやっているので腰も痛めて・・・。これもだから一日に数枚しかできない。で、なんだかんだとギリギリになってしまったわけです。グループ展とは全然違う個展の恐ろしさ・・・。たっぷり味わいました。でも、それが楽しかったのかもしれませんけどね。

 

そうそう、フライヤーなどに使うシンボルマークとなるものは前回の展示の時にお願いした方にまたお願いして、これが結構いい雰囲気を醸し出してくれました。ryoさんにも感謝です。

 

 

すべてのパネル作成が終わったら梱包。実はこれも怖かったのです。今まではグループ展だから枚数も十分持って行くことができるぐらい。それを運ぶためのキャリーも持っていますし。ところがこれだけの枚数になるともっていくことはできないから送るしかない。それで段ボールに緩衝材をいれて慎重に詰めて写真の角が折れたりパネルがへこんだりしないようにしました。なんとかうまく詰め込み、クロネコさんの営業所に行って何度も「丁寧にお願いしますね!!」って言ってちょっと困らせて送っていただきました。

 

さあ、いよいよ搬入当日。あっという間に来ました。10時から準備できるのですが、ちょっと余裕ぶっこいて10時半に行ってまず慎重にパネルを取り出し、一枚ずつ水平を撮りながらひっつき虫で貼っていきます。ここからはいつもやっている作業ですから、そんなに大変ではありません。この日は午後2時から展示開始という予定でしたので余裕で終わるはず・・・でした。ところが!!あと1面つまり3か月分を残してすでに午後1時30分。焦りまくりww 焦って展示が雑になるのもだめだから落ち着いて焦りましたww そして午後2時。ほぼぴったりに終えることができました。ほっ💦 貼るだけで3時間半かよ・・・。

 

展示中は外でビールを飲みながら写真談義をしていたり、まさか自分が飲むわけにはいかなかったですが、見ていて和む場面が沢山ありました。ちょうどコロナがなんか治まってくれた時期で大正解でした!偶然ですけどね。神に守られているんだなぁと実感w

金曜日や月曜日にもご来場される方があり、特に最後の30分で来られた方がいらっしゃって最後はしんみり終わるんだろうな、と思っていたのとは違った終了。とてもありがたかったです。最後まで自分も楽しめた展示でした。

 

この4日間で120名以上の方にご来場いただき、作品を見ていただきました。本当にありがたく。これまでの苦労が報われた瞬間でした。心よりお礼申し上げます。またツイッターでもツイートしていただきリプができないぐらい多くの方のお世話になりました。おかげ様をもちまして、なんとかこの個展【go × anna 展】を行い無事終了することができました。またやってください!というご要望までいただき💦 ただ、そうですねぇ。それはどうでしょうかねぇ・・・。考えておきますww

 

そして、モデルとして付き合ってくれたあんなさんにも自分の生徒ながら感謝しきれないぐらい感謝しております。よくもまあこんな奴に付き合ってくれたなぁと。文句もたくさんあるかと思いますけどww あなた本当にきれいになったわ。性格変わらんけどw

 

 

最後にある一枚を除きw 展示会場の様子をそのまま載せておきます。

 

 

最後まで乱文読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

こんにちは。

お久しぶりです。いつもお久しぶりですね💦

 

この間の日曜日に玄光社主催の「写真展 私的写真集選手権 vol.9」が終了しました。

実は私が写真展に出したのはこれのvol.3が最初でした。もう本当に出してよいのだろうかと迷いながら挑戦したのが始まり。それから昨年のvol.8 だけはコロナで撮影もできなかったのでブックができずに出せませんでしたが、今年までずっと出し続けました。でも、今年が最後なのです。だから本当にブックなかったのですが、今までの作品を集めてストーリーも作って作成したブックを出しました。

「悔しくて」

 

 

多少の脚色はありますが自分の気持ちを中心に作っていったものです。

最初に出してからなんだかんだと写真展はもう10回以上も出しているのです。自分でも驚きました。写真倒れていてすみません💦

 

そして、実は明日から最初で最後の個展「go × anna 展  - 12 months - 」 を行います。撮影4年目に入ったannaさんをモデルにした作品群です。

 

詳細載せておきます。

 

原宿 デザインフェスタギャラリー WEST 1B

10月29日(金) 14:00~20:00   10月30日(土)31日(日) 11:00~20:00

11月1日(月) 11:00~18:00 

 

土曜日日曜日はモデルさんも在廊し、10分撮影会もございます。

 

また今回は展示作品を集めた作品集の販売と展示パネルの販売も行います。

 

もしもお時間ございましたらぜひ足をお運びください。

もう自分の中では展示も終盤を迎えています。

特に個展を開くなんて、自分には身に余りすぎる、やっちゃいけないでしょ!レベルのものだと思うのですがw そこをおしてやってしまいます。そういうモデルがいたからできるに他ならないのです。

お待ちしております。




 

鉄道風景を撮り歩いている頃駅で出会った人たちを撮らせてもらっていました。それがポートレートに興味を持ったきっかけです。

最初は「かわいい」を「かわいく」撮っていればそれで満足でした。それがだんだんと撮り進めていくと、写真展に出したり、コンテストに応募したり、ブックを作ったりとそれだけでは満足できなくなっていきました。

でも、まだその当時のスタンスは自分の好みのモデルを撮影会に行って撮る、という感じでモデルが自分の作品をどう思っているか、自分という人間をどう思っているかなどあまり考えてはいませんでした。撮る側は撮影会やモデル側からすれば「顧客」なわけでそれでいいのだろうとは思います。だけど実際の写真を見ると「顧客」として撮った写真より、私の写真が好きだと言ってくれる人の写真の方が圧倒的によいものが撮れる。それは人間対人間のことですから、考えてみれば当然のことですね。

何度も挫折して辞めようと思ってきましたが、そのたびになぜかそういう方に出会いここまできてしまいました。(くることができました)

必要とされるということ。とてもうれしく次へのモチベーションに繋がります。

もう仕事も退職し、好きなことを好きなだけできる環境。だけど、時間だけはどんどん限られてくる。だから、ひとつひとつのことを充実させたい。そんな気持ちでいます。

おそらくこれからは、ただ「撮りたい」という気持ちだけでは撮ることはないのだと思います。自分を、自分の写真を好きで必要としてくれている人。そういう人を撮っていきたいと思っています。そういう人と自分が、納得できる作品を撮る。お互いにいいね!って思える作品を撮る。もちろん、楽しんで。楽しいひとときを共有して。ですので、もしももしも、そういう方がいらっしゃいましたらお声かけいただきたいと思います!

もし、誰からも必要とされなくなった時は。ポートレート撮影はもう辞めてのんびりを旅をしながら風景やスナップを撮っていきたいと思っています。

なんかうまくまとまりません。特別言葉にすることでもないと思ったのですが、自分の備忘録として。

仕事辞めてから語彙力、表現力が極端に落ちてるww