体調も回復し、

仕事も一段落したので

夫に家のことをお願いして

一人旅に出かけた。

ここ最近、とにかく

戦略的なアウトプット過多で

カッスカスになってる感が半端なかったので

目的地は

【大原美術館】

岡山県倉敷市の美観地区にある美術館。

モネの「睡蓮」やエル・グレコの「受胎告知」など

有名な西洋絵画が展示されていますよ

行ってみての感想。

美術館は1人で行く場所だ！！

1人で行く美術館。

完全に自分のペースで

作品を見て回れる。

気になる作品は気が済むまで見られるし

時間を気にせず、すべての作品を

きちんとみることができる。

こんなに美術館を堪能できたのは初めて！

いつも誰かと一緒に行って、

待たせる訳にもいかず、見飛ばす作品多数でもったいなかった！

大原美術館は

児島虎次郎という倉敷出身の画家と

虎次郎の才能を買っていた

資産家の大原孫三郎によって

設立された私設の美術館だ。

児島虎次郎は本人も才能のある画家だったのだが

絵画の収集もしており、

虎次郎の収集した作品と

虎次郎自身の作品を展示するために

大原美術館は設立された。（のだと思う。）

美術館で一番最初に目に留まる作品が

児島虎次郎の

「和服を着たベルギーの少女」

（後で買った絵葉書を写真で撮るパターン

）

最初は「ふーん」と思って眺めたこの絵。

ふと、制作年を見てビックリ。

1911年。

外国人が和装をしているこの構図は、

日本文化が海外で流行ってる

今であれば、なんとなく

「あるある」な構図だ。

しかし、この絵が描かれたのは百年以上も前。

百年以上前に今の「あるある」な構図で

絵を描いていたということに気づいたときの衝撃

児島虎次郎、恐るべし！！（笑）

大原美術館の前半は名だたる画家の

有名絵画のオンパレード。

インプットしてるだけでクラクラするくらいの

圧のかかってくる作品群だ。

そのあと、有名な邦人画家の作品が数点続いて、

児島虎次郎の作品、

現代の画家の作品と続いていく。

名だたる画家の名画を

ひたすらに見続けた後にくる

児島虎次郎の作品群の部屋は

なにかホッとするような空間だった。

少しスピリチュアルな話。

名画と呼ばれる作品は

その絵、そのものに

作者の圧倒的なメッセージが乗っている。

それは言葉というわかりやすいものではなくて

イマジネーションの具現化であり

計算された暗黙の意図でもある。

そこには、おそらく言葉を介さない分の

気持ち、念という形で憑依するエネルギーが

あるのだと思う。

そういった名画の数々が

長い時間、たくさんの人の目に晒され、

その意図を読み解きたいという願いと相まったり

あるいは、単なる野心的な目でみられたり

または才能への羨望の目で睨めつけられたり

名画の上には作者の想い（念）と

それを見つめてきた多くの他者の想い（念）が

重なって乗っていて、

その数々を眺めて過ごしていると

ちょっとあてられるような感じになった。

（ちゃんと体調整えてから行ってよかった、、、）

大原美術館にて

児島虎次郎の作品を展示してある部屋は

ホームな雰囲気だった。

名画の展示室が持つ気の張った、

なんだか余所行きの服を着込んだような

そんなアウェイな雰囲気が一転する。

いつでも、ここで待っているから

力を抜いて観ておいき。

また、いつでも、いらっしゃい。

そう言われているような

なんだか、フッと肩の力の抜けるような

そんな不思議な展示室だった。

長くなってきたけど、、、

もう1つ書きたいことがあるんだ！！

大原美術館で感じた占いについてのこと。

前半の名画の展示は

1900年代の西洋の絵画の技法の変遷を

意図した配置になっていたようだ。

絵画の歴史とか詳しくないから

音声ガイダンスを聞いて回ったんだけど

それで、そうなのかな〜と思っただけで

違うかもしんない

目の前にある風景、

もしくは自分の中にあるイマジネーション、

またはその両方を表現するのに

最適な方法の模索。

そういったニュアンスで作品を眺めていて

ふと気がつくこと。

当たり前なのだが

どの画家も基礎的な画力は

稀代のものだ。

才能を磨き上げる過程でつく

圧倒的な基礎力。

その基礎力があるからこその

その先の新しい表現の開拓が

実り多きものになる。

不遜ながら、

私の踏み込んだ占いの世界もそうだ。

占術の基礎をしっかりと身につける。

読み解きは基礎がしっかりと確立していて

初めて届ける相手へと過たず届くのだなと。

長い、長い記事にお付き合いいただき

ありがとうございました

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