リカ   五十嵐貴久  幻冬舎文庫

五十嵐さんのデビュー作でホラー小説



(感想だけでなくあらすじや犯人まで言ってしまう事があるので、自己責任でお願い致します)







冴えない中年サラリーマン、本間が出合い系サイトにハマり、そこで出会った1人の女性「リカ」

はじめの頃は臆病で可愛らしいイメージだったが、「リカ」は恐ろしい女だった。

次第に常軌を逸した手段でストーキングを重ねてくる彼女に主人公はどんどん追い詰められていく…





まぁまず「リカ」という名前が出てきた時点でなんとなく「あぁ、こいつがね」察することもできますが、この女性めちゃくちゃ怖い…



この手の小説はよく見かけますし、何度か読んだこともありますが、
主人公が可哀想なくらい周りが冷めている。


もうちょっと同情してあげてもいいのでは?といつも考えてしまいますw




この小説も例外ではなくまず警察は動いてくれない。旧友の探偵を雇うもあえなく「リカ」に殺されてしまう。


警察もやっと動いてくれましたがそれに比例するかのように「リカ」はエスカレートしていく。





この小説のいいところはメールを主体に連絡しているところはメール文章のように書かれていることが多く、
そのやりとりの様をわかりやすく表現しているところ、
「リカ」が得体の知れない恐怖であることをじわじわと滲み出させているところだと思いました。