ROCK'A'BILLY1950年代初期のアメリカ南部、メンフィスにて黒人音楽 のブルースから生まれたロックアンドロール と白人音楽のヒルビリー が融合して生まれ、1954~1956年までおよそ2年間流行した。1950年代当時のロカビリーをピュアロカビリー (Pure Rockabilly)と呼ぶ。そして1970年代のパンクや後のニューウエーヴ など他のジャンルに影響を受けて1980年代に登場した新生ロカビリーをネオロカビリー (Neo Rockabilly)と呼ぶ。 ロカビリーに欠かせない音楽的特徴として「スラッピングベース」奏法(コントラバスの弦を指で引っ張りつつ滑離し、低音とネックに当たる「カチッ」という中高音をミックスさせた音を出し、更に手の平で弦をネックに叩きつけてパーカッション効果を出す)が挙げられる。1920~30年代、黒人のスイングバンドでは必須の奏法であった。日本では1980年代初め竹の子族 と共に原宿の歩行者天国を賑わせた。2005年、湯川れい子 ・小野ヤスシ ・高田文夫 らにより「全日本ロカビリー普及委員会」が発足。その会長に日本を代表するロカビリーシンガーのビリー諸川 が就任した。