今日は残業のことを書いてみましょう。
民間企業のことは全く分からないのですが・・・
本来残業というのは、「与えられた勤務時間の中で、与えられた業務が終了しない」から残業するんですよね。
そして残業代は、本来の給料よりも高いんですよね。
だから雇用主は残業させたくない。
残業させないように、業務を割り振ったり、足りない場合は従業員を雇ったりするのでしょう。
教員の場合はどうか。
教員は給特法によって、残業してもしなくても4%上乗せの給料をいただいています。
教職は裁量の大きい仕事だからということらしいですが、この制度はいかがなものでしょうか。
「教員定額働かせ放題」なんて言葉もよく目にしますが、上手く言ったもんです。
前回、前々回の記事で、私の業務は最初から勤務時間内には終わらないということを書きました。
そもそも生徒が登校してから放課になるまでに7時間かかりますし、
掃除の時間も入れれば、1日の決まった仕事が一段落するのが勤務終了の30分〜1時間前です。
そこから部活動が始まるんですから、どう考えたって与えられた業務を勤務時間内に終わらせることは無理です。
だから残業します。
でもそれは「各自の裁量」だから残業代は出ない。
つまり働けば働くほど時給が下がっていくんです。
毎月決まった額をいただいているので、生活するには満足なのかもしれませんが、
働けば働くほど単価が下がっていくなんてどう考えても普通じゃないですよね。
もちろん残業代が出ない状態で働いている民間の方もいらっしゃるでしょう。
でもそれは「違法」ですよね。
我々は違法じゃないんです。法律のお墨付きをもらっているわけです。そこが大きな違いです。
一生懸命働いている人ほど、残業が多いように思います。
やっぱり生徒のことを考えたら、あれもしたい、これもしたいと思いますから、業務量が多くなります。
もっと言うと、仕事ができる人に仕事が集まるんですね。
仕事ができない人に任せると全体が困ってしまうので、できる人にお願いする。
これが当たり前になっている気がします。
でもやっぱり残業として扱われないのはおかしいと思います。
多くの人は、そう思いながら働いているのでしょうか、それとも麻痺してしまっているのでしょうか。
例えば進学講習をやりましょうとなった時、部活動をやっている生徒のために、夜7時からやりましょうなんて学校があります。
以前の私は一生懸命やっていましたが、今の私は御免被ります。生徒のためになることは分かってますが、労働の質を下げたくないんです。簡単に言うと、自分を安く見られているようで嫌です。そもそも遅くまで働くのはしんどいです。
私は(当たり前ですが)なるべく残業しないように働きます。部活動を担当しているので、しょうがない場合も多いですが、帰れる時は帰ります。
そのために、出来る限り無駄を省いて仕事をするようにしています。
周りの先生の動きを見ていると、結構仕事が遅いんですよね。
パソコンを使いこなせない人が多いというのもありますし・・・。(それくらい知らないの?ってことが結構あります。それでいて生徒が知らなかったらディスるのはどうなんだ・・・)
何より無駄が多い気がします。
仕事に関係ない話している人もいますし、ひどい人ではゲームしている人もいました。
もっと早い方法があるのに、自分の方法にこだわって(というか新しいことを取り入れられないので)わざわざ遅い方法でやったり・・・。
エクセルで表を作ってるのに、件数は手で数えるなんてよくある話です。
アンケート集計も正の字だったり。
そういう無駄を省いても、どうしても勤務時間を出てしまうのは、やはり正当な残業として扱って欲しいです。
相応の残業代も欲しい。
そうでないと、家族に説明できません。
遅くなる日や休日出勤は家族に嫌がられます。
もし残業代が出ていれば、まだ「家計のため」と言えますが、
働いたって何も出ませんから(休日の部活動は若干の手当がありますけど)
誰のために働いているかと言ったら、生徒のためにしかならないんですね。
「家族のためにいっぱい働く」と言うのは、教員の場合成り立たないんです。
「家族のためにできるだけ働かない」と言うのが正解でしょう。
働かなくても4%の残業代が出るんですから、
働かない方が得なんでしょう。
でもそれは生徒のためにならない。
でも働けば家族を犠牲にする。
永遠の板挟みですね。