みなさんはfilm REDを観られましたか?
有名歌手とのタイアップという事もあり、今回は本編とは関連性の薄い内容となるのかなと思っていたのですが、その予想はいい意味で裏切られました。
今回の映画では物語の根幹に関わる重要人物の情報がふんだんに散りばめられていました。
◆ついに公開!シャンクスの戦闘描写
やはりこの映画を語る際にこのシーンは外せないと思います。
長らく秘されていたシャンクスの実力がついに垣間見えましたね。
その中でも特に話題になったのがシャンクスの使っていた炎の剣です。
他の方の考察でも話題になっていることと思いますが、やはりあのシーンでパールさんの炎の盾を連想した人は少なくないでしょう。
直接的な過去の描写は無かったもののロジャー海賊団でお互いに背中を預けて戦うシャンクスとパールさんの姿が鮮明に見えたことでしょう。
パールさんと言えば最初はアニメで黒髪で公開されてしまったため黒髪という印象を持っている方もいるかもしれませんが、後に尾田先生自らカラー原稿にて赤髪に修正されています。
同じ赤髪で燃える剣と燃える盾、この2人の繋がりを否定することは最早何人たりともできないでしょう。
今までこの2人の繋がりは完全に伏せられていたためこの映画で初めて接点ができたことになります。
本編で顔を合わせている描写がないということは、そこに無限の可能性があるということです。
今後のふたりの動きに要注目ですね。
◆赤髪海賊団の在り方
ウタの能力により操られた民間人に対抗するために海軍は武力制圧という選択をしました。
本来庇護すべき対象である民間人に銃を向けるというのは海軍としても断腸の思いだったことでしょう。
そこで赤髪海賊団のとった行動はなんと自らの身を盾にして民間人を守るという行動でした。
おそらく赤髪海賊団のメンバー達の中にもパールさんの生き様に魅せられてその在り方を受け継いだ者が多くいるのでしょう。
パールさんのスピリッツはたしかに赤髪海賊団に引き継がれていました。
◆伝説の再現
ついに顕現したトットムジカ。
トットムジカを倒すにはウタワールドと現実世界の両方で同時にトットムジカを攻撃しなければいけません。
トットムジカを倒すためにルフィとシャンクスが同時に技を放つシーンがあるのですが、その時にルフィが放った技が、拳に炎を纏うゴムゴムの業火拳銃という技でした。
ルフィが使ったゴムゴムの業火拳銃はパールさんのファイヤーパールプレゼントから着想を得ている技と言うのは周知の事実ですが、それをシャンクスの炎の剣と一緒に使うことでかつてロジャー海賊団で肩を並べて戦っていたシャンクスとパールさんの姿を再現することとなりました。
パールさんの意志を継いでシャンクスと共に戦うルフィの姿にかつての伝説を重ね心揺さぶられた方も多いことでしょう。
私自身もルフィがあのパールさんを彷彿とさせるレベルまで成長したことに感銘を受けました。
◆めざましジャンケン戦争の真相
余談ですがめざましジャンケン戦争について少し語りたいと思います。
シャンクスがかの戦争においてパーを出したことは周知の事実ですが、それが何故パーを出したのかという話になると皆一斉に口を噤んでしまいます。
まずこちらのデータをご覧になってください。
これは独自の調査によってめざましジャンケン戦争の勢力図を表したものになります。
見てわかる通りチョキの比率が多く、この戦争におけるパーは握手と判断せざるをえません。
ですが何故シャンクス程の歴戦の猛者がこの戦争においてパーを出すなどという愚策に出たのでしょうか。
これはあくまで仮説に過ぎないのですが、シャンクスは事情があってまだ本編に登場することのできないかつての相棒であるパールさんの意志を組んで、彼の名前の一部であるパーを出したのではないでしょうか。
シャンクスとパールさん、彼らの間には見えないながらも確固とした繋がりがあるように感じました。
いかがだったでしょうか?
最初この映画にパールさんが出てくると聞いた時は半信半疑でしたが、この映画には直接的な出演こそ無かったものの確かにパールさんの痕跡が出ていたと言えるでしょう。
シャンクス、ウタ、パールさんという3人の赤髪にスポットを当てた素晴らしい映画でした。