私は、新米弁護士です
ブラック事務所に就職してしまい、短期間で離職しました。
司法試験に合格してこれから、弁護士になろうとしているかたにブラック事務所での体験談を聞いて、
「へー、そんなこともあるんだ。」とこころの片隅においていただけると幸いです。
まず、弁護修習からブラック事務所にあたりました。
指導担当弁護士はO先生です。とある著名人と同姓同名でした。
とにもかくにも、とにかく放置されました。
「弁護修習なんて、そんなものじゃない?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、私は、ご飯に連れて行ってもらったことは、最初の2日間しかありません。その後、指導担当を代えてもらうまで、
半月以上も、一人でご飯を買ってきて、事務所でこっそりと食べていました。
起案をしても、添削してもらうこともありませんでした。
積極性がないんだと思って、とにかく会話しようと思い、話しかけようとしました。
それが、昼食に連れて行ってもらった時です。
収集が冬ごろでしたので、「今日は一段と冷えますね」といったら、「冬だから当たり前じゃない」と話の腰を折られてしまいました。
中身がない話だったからか、と思って、起案について、尋ねてようとして、話しかけたら、「しーっ」とものすごい顔をされました。あたかも守秘義務も知らんのかという顔でした。もちろん、守秘義務に反することは言っていません。
食事に連れて行ってもらったときもいい記憶がありません。
まず、30分くらい歩いて、食堂に行きました。しかし、列をなしているとわかるとすぐさま踵を返しました。
その後、見つけた餃子の王将では、ビールを飲んでいました。社会人としてなっていないと思いました。
最後にごちそうしてもらったときのことです。
ご飯を注文して、指導担当弁護士はさっさと食べておりました。話す時間もありません。こちらのようすも知らんぷりです。私のご飯が来た時、ちっさな声で、手を合わせて「いただきます。」といいました。沈黙の中での食事です。
そうこうしているうちに、指導担当弁護士は食べ終わり「さきにお金払っとくから」、と先に出ていきました。
このとき、「ごちそうさまでした。」と言えませんでした。
事務所に戻って、共用のトイレに行きました。そこで、指導担当弁護士は歯を磨いていました。
わたしは、「ごちそうさまでした。」というべきかと思いましたが、トイレで歯を磨いている人にいうのも、間が悪いという思い言いませんでした。
そして、事務所に戻ると指導担当弁護士が、「食事をごちそうになるときは、いただきますと、ごちそうさまと言いましょう。」と言ってきました。
私は、法律的な指導はしないのに、こういうことは指摘くるのかと思いました。しかも、「ごちそうさま」は言いそびれましたが、いただきますはちゃんと言ったのです。そのとき、私はそうとう頭に来ていたので、ごちそうさまはいませんでしたが、いただきますは、ちゃんといいました。さきほど、O先生に会った時に「ごちそうさま」を言わなかったのは、間が悪いと思ったからですと、言葉を返してしまいました。
それが、癪にさわったのでしょう。次の日から、とにかく無視されました。アソシエイト弁護士も見て見ぬふりです。
O弁護士に調べものをしてと言われて、報告しました。そうすると、それは違うだろと言われたので、私は再度、調べ上げたうえで、当初の自分の意見が正しいことを懇切丁寧に伝えました。そうすると、「わかった。あとで自分で調べて、後日話そう」と言われました。
一向にその話をO弁護士はしなかったので、わたしが答えはどうなっているのですか?と尋ねてみたら、「修習生なのだから、雛鳥のように、餌を待っているのではない、自分で調べてみようとは思わないのか。」と言われました。
私はこの教訓を将来に活かすことができませんでした。
個人事務所は、ボスの築き上げた王国であり、気に入らないやつは、徹底的に排除されるということです。個人事務所は独自に轢かれたルールがあります。そして、私が就職してしまったブラック弁護士の事務所も「修習生じゃないだから」というセリフをつかってきました。
みなさんもこの「修習生じゃない」という言葉をよく覚えておいてください。
私が弁護士になってから、研修はないのですか?と尋ねたところ、弁護修習やってるから、イランやろと言われることにつながります。
これから、どんどんブラック事務所での体験を書いていきたいと思います。