何事もそうだと思うのだけれど、いわゆる「棚からぼた餅」のように幸運が舞い込むことは確率的には非常に低いと思う。
行動を起こすことだけが最良の方法だろう。 じーっと家に閉じこもっていたのでは、事は始まらない。
バックパッカー(貧乏旅行)中に貿易業に目覚めた僕は帰国後20社程度の貿易会社を訪問、面接、試験を受けたが、すべて中途採用で相手は即戦力になる人材を求めていた。 英語力もたいしたこと無いし、貿易実務の知識は皆無に近かったから、これで採用されると考えるのは無茶な話だったと思う。
結局、すべて不合格。 あの当時、日本は高度成長期で貿易は花形の業界だった。 その中でも海外駐在員はその会社のエリート連中が多かったと思う。 ある会社の面談では「海外へ行きたいから入社したいの?」なんて言われてしまった。
全部不合格! だけれど、生活費を稼がなくちゃ、、。で、外資系の様な名前の付いた会社にようやく入ったけれど、貿易とは全然無関係、国内製品の訪問販売だった。 毎日100件程度の家を訪問して、教育機器を売り込む仕事だった。 まぁ、これもいつか貿易の仕事に役に立つかも、、、って思いながら仕事をしていた。
6ヶ月が経った。 やはり夢は捨てられない。 再び貿易会社にアタックした。15社ほど選んで毎日1社、2社と訪問し、面接、試験を受けたが、やっぱりことごとく断られた。
そりゃそうだよね、、英語力も貧弱、貿易実務も知らない、経験ゼロ。大学の成績は追試でようやく卒業したぐらいだから。 自分にあったものは何か、それは「どうしても貿易マン」になりたい!!って言う強い願望だけだった。 しかし、熱烈な願望だけで希望が叶うほど世の中甘くはない。
とにかく、ことごとく断られ、最後に残った1枚の求人欄。 どうせ駄目だろうなぁ、、って考えながら、帰宅の電車を待ってホームに突っ立っていた。 しかし、「駄目で元々!」とにかく、電話だけでもしてみよう!、、、って考え電話してみた。
