「おらんどみんな不確かだ。生きるってそういうことだべ。みんなで頑張るべや。」
人間の小さな成長物語。
オール青森ロケ。
描いているのは、市井の人々。
津軽三味線とメイドで、字面のインパクトはあるが、奇抜というよりは王道。
いと (駒井蓮) の家族も個性的なメイドカフェの仲間もみんな好き。愛せるキャラが多い映画が好きみたい。笑
第2の故郷、距離を置いた方が素晴らしさに気付けるのはあるあるか。
津軽弁も津軽三味線もなんだか落ち着く。笑笑
津軽弁がきつすぎで、ちょっと何言ってるかわからないときは、老人福祉施設での研修を思い出し、浅虫海岸のシーンでは花火大会、津軽三味線は夕方のキャンパス(サークルの音漏れ)、岩木山は研究室の窓から見えてたな~と。
青森に思い入れのない人よりは、特別な感情で観てしまっているのは間違いないが、それを差し引いても十分評判通りの満足感。
人が自分のできるやり方で、少しでも変わろうとする姿が好きだし、仲間ができて、友達ができて、家族との距離も縮まって、何かをやり遂げようとする姿に引き込まれた。地味だけど、人の人生そんなもんでしょ。
いととばば (西川洋子) 、いとと早苗 (ジョナゴールド) の音での対話、映像としても音としても素敵なシーン。
「おんがえりなさいまし。ごすずん様」 連発に、ニヤニヤ。
「首もぐど」 は草
走れよ少女 虹の向こうへ
明日からは 新しい自分 出会えるだろう