違法にアップロードされた音楽ファイルなどを違法と知りながらダウンロードする行為を禁じた、いわゆる「ダウンロード違法化」を盛り込んだ改正著作権法は2010年1月に施行。この際に罰則規定は見送られたが、音楽業界は「違法ファイルの流通がCD売り上げ減少につながっている」と主張。文化庁傘下の審議会などで、違法ダウンロードの刑事罰化を強く求めてきた。


宮本議員
 ところが審議会では「刑事罰は重すぎる」という結論は揺るがなかった。「審議会という常識的なやり方では通らないと考えた音楽業界が、自民・公明中心にロビー活動をした」(津田さん)結果、自公は「2年以下の懲役または200万円以下の罰金」(親告罪)を盛り込んだ案を準備。政府が今国会に提出した著作権法改正案の修正案として、15日の衆院文部科学委に議員立法として提出する見通しだ。

 「文部科学委では、質疑抜きで違法ダウンロード刑事罰化を採決し、多数で押し切ろういう流れが現実的になってきている」と、宮本岳志議員は言う。「関係者を呼んで堂々と委員会で議論すべきことなのに、自公はそうせず、それに民主も賛成という流れになっている」(宮本議員)。「国民は、どこでどういう力学が働いたか分からないまま、音楽業界の意向に沿った形で法が変わろうとしている」と津田さんは懸念する。

民主党内にも慎重意見 だが「難しい状況」


金井弁護士
 違法ダウンロード刑事罰化については、ネットユーザーや法曹界から反対・慎重意見が相次いでいる。MIAUは、(1)実効性が低い、(2)子どもたちが摘発対象になる、(3)違法・合法を見分けることが困難、(4)捜査権の乱用を招くといった問題を指摘。「ネットユーザーほぼすべてを、とりあえず違法状態に置く法律」と、生貝直人・慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科特任助教は話す。

 日本弁護士連合会(日弁連)も、刑事罰導入に反対する会長声明を発表。「法律の専門家が利害を離れて議論した結果、反対でまとまった。法は家庭や私的な領域に入り込まないほうがよく、入り込まざるを得ない場合はできるだけ抑制的であるべき。立法化されれば一罰百戒的な運用になるだろうが、誰か1人が見せしめになるような立法は良いものではない。各人のPCはプライバシーのかたまりで、捜査機関によるプライバシー侵害も懸念される」と、金井弁護士は指摘する。


森議員
 反対・慎重派の議員は民主党内にもいる。森裕子議員は「今の捜査当局に新たな逮捕・捜査の材料を与えるべきではない。広く一般家庭に捜査の手が及ぶ可能性がある。断固反対したい」と述べる。宮崎岳志議員は、「違法アップロードを取り締まった方が現実的。グレーゾーンが巨大なものを、一律刑事罰化するのは危険で時期尚早」と指摘。高井崇志議員は「ネット上の著作権問題は難しく、竹を割ったような解決策はない」と慎重な意見だ。

 だが反対・慎重意見は党内では少数派。「刑事罰化について、わたしや川内さん(川内博史衆院議員)が部会で問題を指摘したが共有してもらえず、難しい状況にある」と森議員は吐露する。


福島議員
 「刑事罰はやりすぎ」――社民党の福島党首は言う。「ネットの世界がシュリンクするのを心配している。ネットでは、マスメディアとは違う情報が入手できるが、それが壊れてしまうのでは。一罰百戒を狙っているのかもしれないが、影響があまりに広範囲に及ぶ」

 刑事罰化に反対の議員や識者も、違法ダウンロードを無条件に容認しているわけではない。議員立法という“裏技”を使って拙速に法改正するのではなく、オープンな場で議論すべきという意見が大勢だ。「少なくとも“裏の談合”はせず、国会できちんと、堂々と議論すべき」(森議員)。「海賊版や違法ダウンロードがやり得になっているという問題には対処すべきだが、議員立法を閣法に入れ込むようなコソコソしたやり方ではなく、審議会や国会で議論すべき」(津田さん)

ユーザーの声、議員に届けて


津田さん
 私的利用目的でのダウンロードが違法とされる範囲は、現在のところ音楽と動画のみにとどまっているが、「今後、ゲームや写真、文章などすべての著作物の違法ダウンロードに刑事罰をつけようという話になっていくだろう」と津田さんは懸念する。そうなると、新聞記事をコピペしたブログ記事を印刷したり、アイドルの写真をダウンロードし、壁紙にするといったことも刑事罰の対象になる可能性があり、「4000万、5000万人が潜在的に犯罪者となってしまう」と津田さんは指摘。「著作権法だけが残り、日本の文化が滅びてしまうと意味がない」と、上沼紫野弁護士は言う。

 著作権法は権利者側のロビー力が強く、「権利者の声が法律になりやすい」(上沼弁護士)という事情も。だが、ユーザーの声で事態が変わる可能性は、まだ残されているという。「Twitterの影響が拡大し、ネットと政治の距離が近くなり、議員の意識も変わってきていると思う。今回、決定権を持っているのは民主党と公明党。自分の選挙区の議員に、メールやTwitter、電話などで、慎重な議論をお願いしたいと訴えるのが正攻法だろう」(津田さん)

 実際、この問題について電話で議員に訴える人も増えているが、感情的な訴えが少なくないという。「論理的に問題点を指摘し、コミュニケーションを成立させてほしい」と津田さん。「私生活に関わり、プライバシーも危機にさらされる可能性がある問題。国民的な議論を盛り上げていただきたい」(金井弁護士)
裏切り者



例え最低な事しても
俺の瞳にあなたが映ると
未だに少しだけ 鼓動が高鳴る

なんでだろう
多分きっと 最初で最後の
唯一の人 
こんな想い 一度だけで十分だ

悲しくて 切なくて
それでも笑みがこぼれて
憂いを 抱いて 
また、ファイルにしまいこむ


狂いそうなくらい想ってた
だから 今こんなに
二度と戻ることはない
あなたの事を ただ
幸せを願えるのかな

でも、一つだけ
あなたに届くなら
僕の頼みをきいてほしい

次に愛する人を
僕にしたように 
傷つけたりしないでほしい

大切な人は たくさんはいないから


せめて 笑顔でいてほしい






                         Dear....