今日は
コーラスラインにかける夢
「ブロードウェイ・ブロードウェイ」

観にいってきました


下記はこの映画の紹介文ではありません
ただのカメオの映画魂のメモですから
あしからず


まだご覧になられていない方は
読んでもちんぷんかんぷんと思いますので
「ブロードウェイ・ブロードウェイ」の
公式サイトでもご覧になって
下記文章は読み飛ばし下さいませ
http://www.broadway-movie.jp/



コーラスラインのオーディションの様子を撮った
ドキュメンタリー映画
「ブロードウェイ・ブロードウェイ」


コーラスラインの脚本自体が
実際のダンサーたちの
リアルなストーリーから生まれたもので
かつ
それを
そのダンサーたちが
自分自身で演じて
そして
今度はそれを
再演するために
コーラスラインの脚本と同じように
実際のオーディションが行われ
それを演じるために
オーディションの中でダンサーたちが
自分自身を投影して演じ
そして
それが
一つのドキュメンタリー映画として
仕上げられる


ドキュメンタリー冥利に尽きる
ドキュメンタリー映画の一つと思います


オープニングからクロージングまでの
マイケル・ベネットのモノローグが
まるで
この映画のために
マイケルが
天国から
メッセージを今現在のものとして
語りかけているように思ったのは
私だけだったでしょうか?


そして
観客誰もが
オーディションに参加した
キャストの人々に心を打たれ
涙していましたが
審査員をしていた
再演版の振付師のボブやリー達の情熱も
静かに
だけれども並外れたものだった

そのことに深く感動しました


彼らは
ポール役のオーディションで
ジェイソン・タムが素晴らしい演技をした時に
思わず涙をする


その涙は
ただ
ジェイソン・タムの演技に捧げられたものではなくて


「ああ こうして 新しいコーラスラインができていく・・・
マイケルから始まって われわれの情熱も 形になって 受け継がれていく」


その確信に
胸が震えて
涙を流したのだと
私は思います


・・・それにしても
ジェイソン・タムは
本当に素晴らしかった!


コーラスラインの年譜は
1974年から始まります
奇しくもそれは
私が生まれた年と同じ


コーラスラインとともに
齢をとってきた私は
この映画に恥じない生き方を!
帰り道
空を見上げて
考えたのでした


しかし
ああして
オーディションの様子を見ていると
だんだん
自分も
審査員の一人のような気持ちになって
「ああ 一目見た時に この人は決まりだと思った」
「もっと 高音部が 伸びればいいのに」
などと
勝手に評価していたりして
何とも愚かで滑稽なものです


何しろ
本当に
おいしい映画の光でした


Cameo.