今日は少し話題を変えて………。
一昨日から夏競馬が始まりました。
東は東京、府中から、福島へと開催地を移してのスタート。
大レースも一段落し、中弛みと言う人もいますが、新たな世代の若駒達と出会う季節として、なかなか有意義なものです。
競馬というと、賭け事と見るのが一般的かもしれません。
美しい馬の姿、血の繋がりから生まれる歴史、競争馬達の紡ぎ出すドラマ。
競馬場で馬を見たとき、考えが変わるかもしれませんよ。
競馬といえば、日本中央競馬会の開催する中央競馬と、主に地方自治体が運営する地方競馬とに大別されます。
地方競馬は、ほぼ赤字決算で、地方自治体の財政にとって大きな負担となっています。
そこに携わる人がいる限り、廃止と一言で言い切れるものでもありません。
一般企業であれば倒産していると、非難されつつも、そこを踏み切れないでいるのが現状です。
(それでも、中津、新潟、足利、上山、高崎など・・・・ここ10数年でいくつも廃止されてきましたが)
企業へのスポンサー募集、ネットでの馬券の販売、映像の提供など、努力をしても結果が出せていないのが実情です。
では、根本的には無理かというと、そうでもなく、法的な制限があるものの緩和や、中央競馬との住み分けの確立など、多少の余地はあるはずです。
法律の緩和がなされれば、ネットやコンビニでの馬券販売が自由にできるようになるはずで、それこそ全国的な販売が可能となります。
また、中央競馬は基本、土日開催であるため、川崎競馬のように平日の夜間開催など隙間を活用するのも有効です。
開催地では地元出身の有名人を呼んで、馬券いくら以上でサインや握手なんてやってもいいはず。
こういった地方の惨状を尻目に、中央競馬会は特殊法人として、超がつくほどの優良っぷりです。
バブル以降、右肩下がりの傾向に歯止めはかかりませんが、昨年度の馬券売り上げは約2兆6千億円、国庫への納付額2600億円と法人の中では類を見ない数字です。
しかし、中央競馬の反映は地方競馬あってのもの。
競走馬生産は、中央競馬への供給だけで充足できるのもではないし、中央競馬の馬達も賞金稼ぎに地方へと一時移ったり、第二の活躍場所としてそこで競争生活を終える場合もあります。
地方一場あたりに年間10億程度の支援金を出したところでバチは当たらないと思いますがね。
さて、もし中央競馬が赤字を出したら、例の仕分けショーで減額され、衰退されてしまうでしょう。
大変失礼な比較で申し訳ないのですが、オートレースやモーターボートと違い、生き物を生産して成り立つ競技です。
血統を重視し、多くの生産者が頑張っている世界は一度疲弊したら元に戻るまで多くの時間を費やすことになります。
競馬には恐ろしい数の人が携わっており、それが無くなったら職を失う人は数知れません。
特異なのが、サラブレッドではなく、ばん馬と呼ばれる大きな馬がそりを引く、北海道ばんえい競馬でしょうか。特に今まさに廃止の瀬戸際に立たされていますが、残して欲しい文化です。
ギャンブルに没頭してはいけませんが、スポーツを楽しむ程度に競馬を見る。
そういった楽しみが味わえることを喜びつつ、炎天下にビールを飲みつつ……福島、阪神、函館へ行って見ませんか。
次は新潟、小倉。
地方競馬なら、各所に。
馬の餌代に程度にお小遣いを使ってみませんか?