飛行機雲

飛行機雲

蒼海一色による、自己満足・自己完結のブログ。くだらない日々を徒然なるままに、書き尽くします。

Amebaでブログを始めよう!
なんか、異様に寂しげです。


カラオケ行って、テンションハイなって、電車に乗って落ちました。

まあ、色々訳あり。



中学校のときの同級生がいちゃついてるからだろうか?



んで、中学校の頃を思い出してだろうか?




異様に淋しい、切ない、泣きたいです。






難しいですね。なんか色々。           大変ですね。人生って。






まだ、二十歳にもなってないで、「なに言ってんだ」って、思うでしょうが、今の僕はセンチメンタルだから、いいんです。自分でも何書いてんのかわからないですから。






大好きな友達や癒されるものは一杯あるけど、ああーってなります。叫びたいです。逃げたいです。





どうしましょ。


何度か、恋がしたいと叫びましたが、恋とかじゃなく、普通に本音言えるひとが欲しい。




友達はみんな大好き、愛してる←


だけど、思いのたけをぶちまけられるひとが欲しい。







だめだな、僕。














センチメンタルな日
 「そんなご立派なもんじゃないよ」

 澄んだ声の主は、不機嫌そうに口を尖らせている。その声とのギャップは、皆を驚かせたが、僕だけは違っていた。
 美人というわけではない。だけども、硝子玉のような瞳と透き通る肌は、確かに奇麗だった。
 彼女に好意を抱いたことが無いといったら嘘になる。だけど、今はどうかというと、答えは否である。もしかしたら、僕の直感がそうしていたのかもしれない。彼女は僕にとって、何の比喩でもなく、手の届かない存在だった。

 「だから、ご立派なもんじゃないんだって」

 安西 珂乃は、繰り返し言う。少々の苛立ちが含まれ、語尾が上がる。しかし、周囲は、彼女の心境とは裏腹に腑抜けた様になっている。
 僕は、黙って見ていた。安西の背中を見つめ、ただただ考えていた。最初は、「ああ、やっぱりな」とか思っていたし、今は、この次の安西の動きを予想したりしている。
 初めに言っておくと、予想外だった。
 見つめていた安西の髪が揺れる。次の瞬間目があった。

「えっ」

 次に聞いたのが自分の声だと気付いたのは、いっぱく置いた後で、その前には彼女の声が鼓膜を震わせていた。
 教室中が僕らを見ていた。教壇の眼鏡のおじさんも黙って様子を伺っている。まるで、ロミオとジュリエットでも演じている気分だった。だけど、そんな美しいものじゃない。ちょっとした修羅場とでも言おうか。

「あんたも何か言ってよ」
 それは、僕にとっては大打撃だった。「ああ、やばい」と思って、沈黙。曖昧に笑ってみたけれども、失敗だったと悟った。
 艶やかな髪が波打つように揺れる。次は何かと身構える教室中の期待を裏切り、安西は席に着く。彼女の後ろの席の僕には、表情は判らなかったが、伝わる気配で、怒っているんだと察した。
 所在を無くした僕の瞳が、眼鏡のおじさんとぶつかった。

「ああー。……どうぞ」

 忘れてしまいそうだったが、授業の真っ只中である。開かれた教科書と書きかけの黒板の文字が、辛うじて全員の記憶をつなぎ止めていた。
 逡巡の間。無常にもあの愉快な鐘が鳴った。
 こうして、僕と彼女は交流を持ってしまった。デキソコナイの僕には、大して問題はない。だけれども、僕の知るところでは、彼女にとって、これは非常に大きな事だったと思う。なかなかいい言葉はないけれども、『禁忌』とかそんなところだろうか。
 とにかく、この日のこの時間がはじまりであった。 まあ、いいか。過ぎた事だと思う。僕は、教科書をしまいながら窓の外に目をやった。

 「『立派じゃない』か」

 安西の言葉を反芻し、噛み締める。なるほど、彼女が言うか。ちょっとだけ笑うと、目の前の空席に目を落とす。後日談だけれども、その間彼女は眼鏡に怒られ、その仕返しとでも言わんばかりに、すべてを沈黙で反し、最後には泣き脅しの一つを食らわせたらしい。
 そして今。駅前の喫茶店。確か『杏庵』。外の地獄のような夏の日差しに解放され、涼しい店内に僕は居た。
 目の前には、メロンソーダーと安西が居る。傍から見れば、放課後デートかもしれないが、実は逆。僕にしてみれば、地獄。今すぐにでも逃げ出したかった。でも、彼女がソレを許す訳が無かった。

 「で、どうなの?」
「ああー。僕、安西が思ってるような奴じゃないから。期待に、沿えないっていうか。判らないっていうか」

 半分本当で、半分嘘。笑って誤魔化してみても、彼女には通じない。

「そう。まあ、いいけど」

 言葉と表情が噛み合っていない。
 どう考えてみても、僕に勝ち目はないから黙ってみた。彼女は、チョコパフェを食べているので、口を利かない。だから、自然と沈黙がおりる。余計な事を話されるよりは、僕も嬉しいので、窓の外に目を移す。蝉が大音声で鳴き、汗まみれのサラリーマンが、走っていた。

 「面倒なのよね」

 相変わらずの澄んだ声。カランとスプーンとグラスがぶつかる音が重なった。けったいそうに顔を歪め、じっと僕を見ている。
 大して好意を抱いてるわけではないけれど、少しだけ、ドキリとした。跳ね上がった心臓に、僕はほんの少しだけ慌てた。

 「別に、なりたかったわけじゃないの。宿命とかそんな感じ」

 僕はちょっと身構える。だけど、興味がないといったら嘘になる。もう少しだけ、話を聞いてみたくなった。

「そっか」
「いつから気付いてたの」
 その問いは、僕からもしてみたかったが、今は彼女の番だ。必死に答えを探し、当たり障りのないように言葉を選ぶ。

「ほんと、最近だよ。確信したのは、今日。安西があんな事言うから」

 僕の言葉に「そう」と、答えた安西は、なぜか頬を赤らめた。多分、今日の事を思い出しているのだろう。

「じゃあ、僕のことは?」

 後悔した。当たり前のことだった。僕は、デキソコナイだった。

「決まってるじゃない」

 安西は哂う。奇妙に、奇麗に。そうだった。彼女は――。

「初めから。ああ、違うか。最初は戸惑ったもの。貴方が、あまりにも人間に近かったから」
「まあ、デキソコナイだからね」

 僕も笑う。彼女のとは、まったく意味が違うけれども笑ってみた。完全なる敗北感。いや、勝敗は初めから決まってたけど。思い知らされた。

「デキソコナイね。正しい表現だと思う」

 誉められてる気はしなかった。だけど、なぜだか、少しだけ嬉しくなった。

「有難う」
「デキソコナイで善かったんじゃない。あんなのよりは、人間の方が楽しいと思うわよ」

 『あんなの』かと、僕は苦笑した。一応、本当に一応だけど、デキソコナイでも『あんなの』の一部だからと、肩を落とす。

 「安西がそう思うならそうなんだろうね」
「あら、一緒にしないでよ」

 心外だったらしい。いや、当たり前だけど。僕は、メロンソーダーに手を伸ばした。口の中で炭酸がはじけ、喉へと下りていく。僕は、わずかに目を細めた。
「似ていても異な存在よ」
 ははは。と、笑うしかなかった。なるほど、全て知っての行動か。彼女の勇気と行動力は、称賛に値する。ただ、愚かでもあると思った。

「いいのかい。その『異』と一緒に居て」

 皮肉っぽく聞こえるけど、これは大きな問題であった。『異』なのだから。例えて言うなら、紙の様なもの。常に傍にいながら、裏と表は交わらない。表と裏も交わらない。

「『デキソコナイ』でしょ。ならいいじゃない」

 当たり前のように言った。安西はその瞳で、僕を見る。正直なところ、彼女の様に、どこまでも白く、深い愛を持った者は、デキソコナイの僕には、気持ち悪い。多分、安西だってそうだろう。
 たとえば、これが運命だとする。神が決めたことなのだ。だとしたら、とんだ気紛れを起こしたのだろう。
 僕は、デキソコナイだ。遥か昔、誰かがそう言った。だから、僕は自分をそう呼ぶ。なれなかったのだ。世間一般に言う『悪魔』に、成れなかった。
 彼女は、安西は、完成品。安西は『宿命』だと言っていたが、僕にはよく判らない。だけども、気付いてしまったら目を離せない。その可憐さ、その純白さ。彼女は『天使』に成ったのだった。

 「おもしろい」

 そう安西は言う。

「疲れるけどね」

 そう僕は嘯く。
 多分、どっちでも善かった。今は、どっちでも構わない。確かなのは、これが事実であることぐらい。今が、現在であることぐらい。
 彼女に感じた『気持ち悪い』が、恋だと気付くのは、もう暫らく後。そして、僕が『デキソコナイ』から彼女と同じになるのは、ずっと後の話。
正直、僕は何も考えず生きてます。

なるようになる。だとかいいつつ。そんな人生脱却じゃあー。とかは思いません。案外、おもろいのでね。



まあ、そんな感じでフラフラの僕ですが、決めました。


どうでも善いことですが、ここに小説でも載せてこうかと。

どうしようかと思いましたが、ホムペにのせた『デキソコナイ』
これをはじめとするシリーズもの。




書いちょる。と決めたからには、頑張りますよ。できるだけ、スピーディに更新しますよ。





短篇を繋げていく感じ。基本的には、一話完結なんで。読みやすいかと、思います。


今日中には最初のお話を載せるかと。



皆さんに読んで頂けると嬉しいかぎりでございます。