9月のまとめについての所感は前半分の記事にあります。

文字数オーバーのため記事を2分割。
合計は1か月分。

≪9月のまとめ前半分へ

2016年9月の読書メーター
読んだ本の数:36冊
読んだページ数:6227ページ
ナイス数:885ナイス


インビジブルレイン (光文社文庫) インビジブルレイン (光文社文庫)感想 映画版を観たことがあるので柳井健斗という名前が出てきた瞬間、キャストの顔が頭に浮かんだが話は一向に思い出さず。で、牧田がとても好みで昂ぶったりしてたんだが(ヤクザ萌えの腐本読みゆえか)身長190cmに惑わされてすぐには思い出せなかったけど、読み進めるうちにキャストの顔が浮かんできた。と同時に、あの衝撃のシーンも脳内で自動再生されてしまった。姫川の恋愛には興味ない私、でも、牧田には切なさを感じた。そして、物語の結末、和田が見事であり、新聞記者の描写も効いてた。今回、姫川とコンビを組んだ下井もいい味だった。
読了日:9月30日 著者:誉田哲也
シンメトリー (光文社文庫) シンメトリー (光文社文庫)感想 短編集ながら、少年法や過失致死傷罪など考えさせられるものもあり興味深かった。印象的だったのが「シンメトリー」。均衡という単語が何度か出てくるので何かあるのかと気になってたら、ラストでなるほどと納得。このお話はドラマで観てたのに私の脳みそは見事に忘れ去ってた模様w記憶に残っていたのは「過ぎた正義」と「悪しき実」。「過ぎた~」はドラマではその後の話があったけど原作はこれで終り?あれはドラマオリジナルの結末なのかな。そして、解説で、作品の並びとタイトルの仕掛けを知り「おおっ!」となった。まさにシンメトリーだわ!
読了日:9月27日 著者:誉田哲也
ソウルケイジ (光文社文庫) ソウルケイジ (光文社文庫)感想 連ドラを観ていたため読み進めるほどに私の記憶が掘り起こされてしまい、事件を推理するという楽しみは少なかったけれど、物語に籠められた人間ドラマに引き込まれて夢中になって読んだ。父親の深い愛情に胸を打たれ、古い写真を……という件には思わず涙がこぼれた。このシリーズは脇の刑事たちのキャラクターもみな個性的で面白い。この巻では、捜査方法で姫川と対極にある日下が掘り下げられていて、彼の父としての思いが読めたのも興味深かった。何気に日下がお気に入りの私である。姫川と菊田の関係についてははっきりいってどーでもいいw
読了日:9月24日 著者:誉田哲也
ギフト (双葉文庫) ギフト (双葉文庫)感想 胸に沁みるお話、泣けた。死者が見える少年・明生と、過去の事件に対する自戒の念に自身を縛り付けている元刑事・須賀原が、死してなおこの世に留まる死者たちの想いを解き明かしていく物語。時系列に沿った5編のお話で構成され、それが須賀原と明生、それぞれの物語として繋がっていく。ホラー設定ではあるけれど伝わってくるのは優しさや温かさ。自業自得な女のお話はほろ苦なスパイスで。ラストの須賀原の話には滂沱の涙。親子の情に纏わる話には滅法弱い私なので。そして、明生と須賀原。それぞれに力強く生きていくことを信じてやまない。
読了日:9月24日 著者:日明恩
茶屋町勝呂作品集 シロ (ミリオンコミックス) 茶屋町勝呂作品集 シロ (ミリオンコミックス)感想 積読崩し。シロというタイトルなので白系のお話かと思ったら。とんでもない!猫の話、少年、青年、人外(ゲルだよ、ゲル!)、ヤクザ…と、いろんなタイプのお話がごった煮でまるで闇鍋だった。でも、どれも面白かった!印象に残ったのは「ジロウ」と「もみぢ」。黒猫ジロウの事情はしんみりだったけど、それでも気ままに生きていくのが猫なのね。もみぢ:ヤクザの話。坊の手紙が衝撃だった。やるせない読後感。そして、茶屋町さんのあとがきが楽しい!ほおほお、ジロウがシロに……って、どゆこと?wあと、クロにハゲは出てくるのだろうか←期待
読了日:9月21日 著者:茶屋町勝呂
カオルくん (Craft comics (005)) カオルくん (Craft comics (005))感想 積読崩し。同時収録2作あり。どれもBLではないが不思議と引き込まれた。カオルくんのお話の1話目「ユニサン」。不法滞在者のユニさんがカオルくんを抱きしめキスするシーン、「ユニさんの国 毎日キスする 愛してる人 みんな」に落涙。ユニさんがいたからカオルくんは愛を知ることができたのかも。続く「カエル君」(ゲコゲコに笑った)、2話構成の「シュウ」、成長するカオルくんの目を通して見える世界は殺伐としているようで意外とあたたかかった。ラストでちょっぴりユニさんを思い出すカオルくん。いつかユニさんと再会できるといいな。
読了日:9月19日 著者:茶屋町勝呂
Gad Sfortunato (EDGE COMIX) Gad Sfortunato (EDGE COMIX)感想 積読崩し。bassoさんはオノナツメ名義も含めて初読み。モノクロのインパクトが印象的な絵柄で描かれる独特の世界。説明的な文章はないのだが読み進めるほどに周りの人とのやりとりや時折見せる表情から主人公・ガッドの孤独が胸に響いてきて、やるせなくなった。会えない人を想い続ける日々はどれほどのものだろう。ベランダに佇むガッドの後ろ姿が儚げで、その彼を地上に留まらせているのが想い人から刻まれた印だというのも切なく物悲しい。いつの日か歯車が合う日がくることは、ないのだろうか……。
読了日:9月19日 著者:basso
カクゴをきめて (ディアプラス・コミックス) カクゴをきめて (ディアプラス・コミックス)感想 積読崩し。ヤクザモノコメディ、楽しかった。石神組組長の息子・鉄のうるうる可愛い外見と、キレやすくキレるとハンパなく凶暴な中身のギャップに笑った。でも、可愛いわ。そんな鉄を詐欺師まがいに騙そうとした大学生・瀬能のヘタレっぷりも面白い。個人的には鉄をずっと想い続けてきた守り役・友紀(鉄とタメ)の方が気に入ってたけど(笑)後半の友紀の話も面白かった。教師の佐原のドSと赤面のギャップもツボ。「誑かしてもいいですか?」には友紀の父・ヤスと同様に吹き出したwオヤジ萌えな私は何気にヤスがお気に入りだったりwww
読了日:9月19日 著者:三池ろむこ
ポチとタマ (ビーボーイコミックス) ポチとタマ (ビーボーイコミックス)感想 積読崩し。独り旅感想なのでご容赦を。世話焼きオカンな大型忠犬・ポチ(本名/修司)と家事能力ゼロのちんまい猫・タマ(本名/太一)の甘々同棲生活の様子が描かれたお話。とても甘くて可愛かった……が、今の私には可愛すぎたのか、読んでて目が滑りまくり。ふたりのやりとりが男同士というより男女のように見えてきてしまったし。そして後半のもう一組、別にこの二人を無理やりくっつけんでもよかろって思ってしまった。これは、「そこに男が二人いたら……」という編集者2人のポイントと私の好みのズレなので舟斎さんに罪はない。
読了日:9月19日 著者:舟斎文子
公使閣下の秘密外交 (HertZシリーズ(19)) 公使閣下の秘密外交 (HertZシリーズ(19))感想 積読崩し。外交官BL。他国の大使とのやりとりや外交官としての思考など一般人には別世界な描写が多々あって、これを描いた新田さんの力量に感服。外交官の先輩後輩、そして将来的には義兄弟になる予定である吉永と白石の関係性も、先と今を見据えた策略と駆け引きの連続でとてもスリリング!いえ、私の脳みそでは何が表でどれが裏なのかまったくついていけてないけれど(笑)吉永のトラウマも含めて二人のこの先がどうなっていくのかとても気になる。でも、この本も例の一件の該当書籍の一つだったようだから続きは無理なのかな?(↓に続く)
読了日:9月19日 著者:新田祐克
イロコイ (花音コミックスミニ) イロコイ (花音コミックスミニ)感想 積読崩し。読了してからこの本がシリーズモノの第3弾だったと知る。が、何の問題もなく読めちゃったんだけど(笑)ホスト4人の恋愛感情が絡みあいもつれまくるドロドロ展開で読んでて少々疲労感が…。読み始め、キャラの名前が岩城京介で「えっ?」となったのだけど、春抱きとは全く関係ないんだよね?読み進めると鷹秋の本名が香藤洋二だとわかり、それならこれは鷹秋と岩城でエンドマークがつくのだろうと思ってたら全然違うし。あ、でも、完結編はこの後なので、もしかしたら?振り回されっぱなしの剣崎が不憫なのでハピエンが待ってるといいな
読了日:9月18日 著者:新田祐克
きのう何食べた?(1) (モーニング KC) きのう何食べた?(1) (モーニング KC)感想 積読崩し。弁護士のシロさんと美容師のケンジというゲイカップルの日常(主に食生活)が描かれたお話で肩の力を抜いて読めた。腐本読みだけどBL特有の濃厚H描写に飽き飽きしている身なのでほのぼの気分で楽しめたというのも大きい。シロさんとケンジの夫夫(ふうふ)のような安定感も微笑ましくて。そして、食材の底値を把握しているシロさんの作る、家計的にも栄養バランス的にも優れた料理の数々がとても興味深い。そのレシピも、だしの素やめんつゆ等が使われてるので自分でも気軽に作れそうなものばかり!料理本としても使える漫画だな。
読了日:9月18日 著者:よしながふみ
ストロベリーナイト (光文社文庫) ストロベリーナイト (光文社文庫)感想 気に入って観ていた連ドラの原作を読了。猟奇的な殺人事件なのでぐろい描写が結構あるけれどお話が面白いのでぐいぐい読めた。姫川の過去話では、佐田の日記と裁判での姫川に思わずうるっと…。単発ドラマも観たはずだけど見事に忘れ去ってたので事件そのものも楽しめた。読んでるとドラマで演じていた役者の顔が脳裏に浮かんでくるのも楽しい。菊田のビジュアル描写からすると実際のキャストはちょっと違ってたけど。解説の有隣堂・梅原さんのキャスティングは二人ヒット。井岡に関しては私も本編を読んでる時に「まんまだ!」と思ってたり(笑)
読了日:9月17日 著者:誉田哲也

読書メーター


↓クリックよろしくです~♪
にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説読書感想へ
にほんブログ村
にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL漫画感想へ
にほんブログ村