『壁の中の嘘と秘密』スピンオフ作品です。
『壁の~』と『君は~』の書き下ろし小冊子の全サがありますヨ。
詳細は帯をご確認ください。

この本は、攻めが受けを手に入れるためにとった手段が
かなり歪んでいるので
読者の賛否が分かれる作品かもしれません。

でも私は病んで歪んだ執着が好物なので
面白くて一気読みでした。

大人編では、攻めの甘い笑顔の裏にある
悲壮なまでに切ない感情が見え隠れしていて、
個人的にはそれに心を引かれました。

君は僕の初恋の人 著者:高遠琉加 イラスト:小椋ムク
ガッシュ文庫 BL小説 2014年5月
★★★★
君は僕の初恋の人 (ガッシュ文庫)/海王社
¥756
Amazon.co.jp


◆あらすじ(裏表紙)
二枚目で愛想のいい社会科教師の棚橋と三白眼で無愛想な数学教師の朝倉は、高校時代、寮でルームメイトだった。
当時、帰国子女で人見知りな朝倉は学校でも寮でも浮いていたが、棚橋には心を開き、惹かれ合った。
けれど身体を許すようになった後、棚橋の酷い裏切りを知り決別したのだ。
二度と会いたくなかったのに母校でお互い教師として再会した上、
棚橋は過去を忘れたかのごとく昔と変わらない甘い笑顔でつきまとい朝倉を翻弄し――? ◆


感想は読メからコピペしたものです。

スピン元は高校生だったので食指が動かず未購入。
こちらは教師編とのことで買ったけど二人の高校時代が結構な量で(笑)

でも、人当たりよく八方美人の棚橋が
朝倉のことを本当に好きになって
心底欲しいと思ってしまった事で
身勝手な執着を深めていく過程に
興味を惹かれてのめり込むようにして読んだ。

10年の時を経ても
初恋を拗らせたまま朝倉に執着する棚橋。

終盤のクライマックスでは
彼の本気の心が伝わってきて思わず目頭が熱くなったり。

棚橋のことが世界で一番嫌いだと言い切る朝倉も
心の底ではずっと初恋を燻らせていたんだろうと感じた。

全サ小冊子は届いてもほとんどを積んでしまうので
応募するかどうか迷い中
(迷ってる時は応募しない可能性大なんだがw)。

破れ鍋に綴蓋カプの一種にも感じるこの二人の
その後はなんか楽しそうな気がするので
読んでみたい気持ちもあるのだけれど(笑)

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