高遠琉加さん『神様も知らない』完結編です。

もう号泣でした。
あとがきで高遠さんはハピエンだと書いてらっしゃいますが、
読み手がどっちに、誰に、肩入れして読んだかによって
ハピエンとは言い切れないものがあると思います。

私は辛くて苦しくて哀しかった……。

でも、これ以外はないのだと納得もしています。
個人的にはもっとやるせないバッドエンドを覚悟してましたから。

この作品はまた再読したいです。すると思います。
悲しかったけれどお気に入りの作品となりましたから。

感想は露骨なネタバレはしておりませんが、
予測がついてしまう可能性もあります。
それが不安な方は読まれませんようお願いいたします。

なお、この本は全サの対象商品です。
詳細はキャラのサイトでご確認ください。
http://www.chara-info.net/service/index.html

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ラブレター 神様も知らない3 著者:高遠琉加 イラスト:高階佑
キャラ文庫 BL小説 2013年11月
★★★★★ 涙
ラブレター 神様も知らない3 (キャラ文庫)/徳間書店
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◆あらすじ(裏表紙)
美貌の青年社長・佐季の周囲で起きた数々の不審死――。 13年前から幼い佐季が重ねた犯罪が、徐々に明るみになり始める。そんな佐季と強い絆で結ばれつつ、人目を忍び隠れた共犯者として生きてきた司。けれど刑事の慧介と共に青空の下を歩きたいと願う今、もう協力はできない…。永い執着と新しい愛の狭間で司の取った選択とは!? 罪をおかした青年と愛ゆえに追い詰める刑事との恋の終着点!! ◆
 (あく金対策でひらがな表記あり)

感想は読メからコピペしたものに少々加筆修正しています。

あまりに切なく哀しいラブレターだった…。

滂沱の涙で読了、その後しばし放心状態でした。

ただただ司が欲しい、司になりたい――。
佐季が憐れで哀しく、
互いを唯一の光と生き延びてきた
二人の世界に引き込まれて読んでいたので
バッドエンドという名のハピエンを求めてしまったほど。

ずっと二人の救済を望んでいた私の願いは叶ったのか
……叶ったのだと思いたい。

あの一滴の涙の温かさが佐季を救ったのだと。
そして、光溢れる中で笑う司になりたかった佐季なのだからと。

それでもやっぱり涙…。

表紙絵の佐季に心揺らされます。
高階さんの絵が見事でした。

バッドエンドという名のハピエン、
あからさまに書いてしまえば、
佐季の罪があまりに重過ぎて破滅しか見えてこないだけに
佐季と司、二人の血が交じり合った終焉で
解釈は読者それぞれに…
というラストを私は望んでいたのかもしれない。
だって佐季と司にひとつになって欲しかったから。
(自分の好みを偏重し過ぎwww)

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