アンソロ本『泣けるBL』掲載の
木原音瀬さん『期限切れの初恋』が発刊されました。

同時発売で糸井のぞさんによるコミカライズもあります。
ノベルズとコミックスの表紙と帯が対になっています。

私は2冊同時に買ったので、どちらから先に読むか迷いました。
で、私は『泣けるBL』既読であることと、
ノベルズ書き下ろしが二人のその後だということで
小説は一気に読みたいと思い、
復習をかねてコミックスを先に読みました。

帯のキャッチを読んでも
コミックス→小説の順になっているので
この順番で正解だったのではないかと。

表題作を『泣けるBL』で読んだ時、
本が臭ってくるような気がして思わず涙目になりそうだったんですが、
この本の書き下ろしも臭い描写が強烈です!
虫(大量の蛆虫)まで出てくるし!
ヽ(ヽ>ω<)ヒイィィィ!!

そしてそれが予想だにしない展開に繋がり愕然としました。
そうか、そのための前振りだったのかと思わず唸ったほど。
さすがの木原作品でした!

作中には特殊清掃という仕事が詳しく描かれてます。
特殊清掃とは、事故、事件、自.殺などの変死体や
孤独死などで発見が遅れた遺体の腐敗で
ダメージを受けた部屋を清掃する仕事です。

それと、縊死遺体の描写もリアルにされています。
しかもそれが登場人物の肉親。

ですので、こういうのが苦手な方は気をつけた方がいいかと思います。

私、夕食そっちのけで読んでたので
おなかすいてるはずなのに
空腹を全く感じませんでしたから~。

でも、読了後にちゃんと食べましたけど(笑)

【関連記事】
泣けるBL
期限切れの初恋(コミカライズ:糸井のぞ)

期限切れの初恋 著者:木原音瀬 イラスト:糸井のぞ
BBN BL小説 2013年7月
★★★★
期限切れの初恋 (ビーボーイノベルズ)/リブレ出版
¥893
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◆あらすじ(裏表紙)
宇野には忘れられない恋があった。 誰からも好かれていた大学時代の同級生・村上に卒業してからもずっと片思いしていた。 友人の結婚式を機に、この思いを終わらせようと決意するが、そこで会えるはずだった村上が、借金を重ねて行方不明になっていたことを知る。 何もかも失った村上はホームレスになっていた。 宇野は自分の恋を終わらせるために彼を拾ってきて、一緒に暮らし始めるが…。 その後の二人の書き下ろし、100P超収録! ◆


感想は読メからコピペしたものをほんの少し加筆修正しています。

面白くて一気読みでした!

木原節に酷原成分も少々入ってるような気がしないでもない(笑)

果たしてこれはハピエンなのかと惑った表題作は、
続く書き下ろしの村上視点でやはりの展開。

まさに宇野が危惧した通りの酷な現実になっていき、
終盤までラブがないから、
もしやこのまま終わるんじゃないかと思ったりもしてw
(でも、木原さんならそれもありだと実は覚悟してた私です)

村上はBLの攻としては酷い男だけど
その心情は理解できるものでした。

だからこそラストへの畳まれ方が
少しあっけなかった感もあり。

でも、ふたりはこれから始めていくのだから
今はこれでいいのかな。
この先また宇野が泣く羽目にならないことを祈ります(笑)

これ以降は感想とは関係ないお話ですwww

私、ブログで記事をまとめる前に読メに感想を登録するんです。
そのために、まずテキストデータで下書きします。
255文字に収めるために文章をかなり弄りますので。
で、できたものを読メにコピペするというのがいつもの流れ。

で、下書きしたこの本の感想を読メにコピペしようとして、
確認の為に読み返そうとしたら……。

タイトルが『賞味期限切れの初恋』となっておりました。
∵ゞ(´ε`●) ブハッ!!

そういえばこの本を検索する時も
『賞味期限切れ~』と入力してしまったことが何度か。

木原さん、タイトルは『賞味期限切れ』のままでよかったのに(笑)

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