沙野風結子さんの『狂犬と野獣シリーズ』最終巻。
面白かったーーーーー!!

私、このシリーズの第1作目『タンデム~狂犬と野獣~』が沙野さん初読みでした。
で、ずっぽり嵌まった!
このシリーズだけでなく沙野作品にも!

獰猛な野獣が2匹といった感じのこの2人がもう大好きで!
大型バイクが素材として使われているのもすごい魅力でした。
周の愛車・ボスホスは読んだ当時、思わず検索しちゃいましたよw

本作では靫もバイクに乗ってます。
靫のバイクはカワサキZX-10R。
プロのライダーでも乗りこなすのが困難なモデルなんだとか。
周曰く『ドSバイク』。
靫にぴったりね( *´艸`)ムプ

この二人、Hでは靫が受けてますが、
精神的にも肉体的にもお互いに攻めてるので
まさしく牡と牡のカップリング!
私には極上の味わいなのです。
'`ァ,、ァ(*´Д`*)'`ァ,、ァ

『可愛い』という形容詞は似つかわしくない二人ですが、
巻が進むほどに可愛く見えてくる不思議。
それは萌え転がってしまうほどで、
小山田あみさんのコメントに激しく同感なナギでした。

特に靫視点で見ている周はマジ可愛い!(笑)
靫が周を称して「甘えたサン」というのも納得だもの(o´ω`o)ぅふふ

あみさんの絵もすごくイイ!
この物語のハードな世界観にピッタリ!
(ちんこが白棒なのはとっても残念ですが)

うわっ!前置きが長いっ!(スミマセン)

堕楽の島~狂犬と野獣~ 著者:沙野風結子 イラスト:小山田あみ

ラヴァーズ文庫 BL小説 2012年10月
★★★★
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◆あらすじ(裏表紙)
「あんたを信じられない」。 テ◇ロに巻き込まれて負傷した靫真通を陵◇辱し、そう言葉を残して消息を絶った峯上周。 峯上は暴力◇団藜組の若き幹部で、公安警察官・靫の協力者であり、最高のパートナー…のはずだった。 靫は焦燥感と失意のなかで、マークしているテ◇ロ組織に峯上がいることを突き止める。 だが、峯上はテ◇ロ◇リスト・櫟に取り込まれていて、靫の存在すらどうでもいい様子だった。 「愛を失うのは苦しいね?」。 破壊されたふたりの絆は取り戻せるのか!? 野獣と狂犬の共闘、その最終決戦の行方は――!? ◆
 (あく金対策で◇挿入)

読メ感想コピペに少々加筆。

久しぶりに『BLを読んだ』という満足感でした!

この巻では第3のリズムに周を奪われた靫が
自身もリズムの恐怖に晒されながらも敢然と櫟に立ち向かいます。

周を取り戻そうとしている靫の
「甘えたサンは、どこに行きやがったッ」の台詞が胸に来た!

ハードな展開の中、
靫も周もお互いの存在が『失いたくないもの』となっているのが嬉しい。

攻攻カプが大好物なので
ケダモノ同士が相手を組み敷かんと貪り合うHには萌え滾る!
櫟と側近たちを交えた複数Hもデザートっぽくて美味しく頂きましたv

あ、周は靫にしか突っ込んでませんので(キスはあり)、
攻めが他の誰かを抱くのが地雷の方でも大丈夫かと。
ただし、他の男も交えての連結はありますが *´艸`)ムプ

物語のラストがタンデムネタで締められてるのも素敵でした!

沙野さんのあとがきにも萌えた!
白髪頭になってバイクに跨るふたり…いいですねー!
年をとってもふたりの関係性は変わらないような。
攻攻カプのオヤジラブもシルバーラブも読んでみたい!

でも、これが最終巻とは…。
寂しいなぁ。

二人の属する世界の違いを思えば
この先も順風満帆とは程遠そうなので
また違った事件ででも是非二人に会いたい!

沙野さん、是非にーーーーー!!

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