岩本薫さんの『プリティ・ベイビィズ』3巻です。

那義、1巻2巻読了してるんだけど、
内容の記憶が全くなくってね。
自分のレビュ読んでも思い出せないとか、
記憶力欠如が重症過ぎる。
まぁ読んだのはアメブロに引っ越す前という
ずいぶん昔だからしょうがないのかもだけど。

で、3巻読む前に両方再読したんだけど…。
1巻読んでると読んだ記憶は蘇るものの、
内容は全然覚えてない…。

教会から、なにやら曰くありげな
大きな荷物を担いだ男たちが出てくるのですが、
「なになに?もしかしてハード展開?こいつら何者?」
ってドキドキ!

…違いました。何もハードでなくって…(*´゚д゚`*)
2巻でやっとなんとなく思い出したような出さないような…
といった具合で、初読みみたいに楽しめました←


これまでのレビュはコチラ

プリティ・ベイビィズ1、2


プリティ・ベイビィズ3 著者:岩本薫 イラスト:麻々原絵里依
ディアプラス文庫 BL小説 2011年1月
★★★
プリティ・ベイビィズ (3) (ディアプラス文庫)/岩本 薫
¥588
Amazon.co.jp


◆あらすじ(文庫裏表紙)
教会内の養護施設で兄弟のように育った亨と秋守。秋守が祖父母に引き取られて以来、音信普通になるが、十年以上の時を経て再会を果たす。しかし、あの頃のままではいられず――亨は秋守から告白された。今はまだ気持ちがはっきりしないものの、彼が大切だとわかる。正直に想いをぶつけて、二人の関係は少しずつ変化を始める。そんな中、亨は秋守から実父を知る男に脅されていると聞いて――? ◆

1巻から続いている亨と秋守の話。
ようやくくっつきます。
ここまでが長かった…!
(2巻発売から3巻出るまでも長かったからなおさら…www)

秋守の気持ちは明らかなので、亨次第だったのです。
秋守も無理はしなくて、
亨の気持ちがはっきりとするまでじっと待ちます。

というのも過去に秋守は亨をずっと待たせていましたから。
それは恋愛抜きのものですけどね。
いえ、秋守の中にはその想いもあったのでしょうが
自分の内に秘めたものでしたから。

恋愛の展開の中に、秋守の父の話が絡んできます。
それによって秋守の出生の秘密も明らかになります。

秋守と離れていた年月、その間に抱えていた想い、
そして秋守の父の事件に自分が関わることで自覚していく感情、
そういった亨の内面が詳細に描写され、
秋守という存在を自分がどれほど大切にし、
そして求めているのかに気づいていく亨です。

秋守のことが大切だしずっと関わっていたいけど、
自分の秋守への感情がどんな種類のものなのかわからず、
秋守の愛情をどう受け止めるべきか逡巡してしまう…。


お話はじれったいほどゆっくり進みますが、
そういった亨の心情が丁寧に描写されていますし、
秋守の父の事件でスリリングな展開というのもあって、
じれったさに対するイライラ感はまったくありませんでした。

秋守と父の話も良かったです。
いろいろと複雑な背景はありますが、
それでもベイビィズたちが秋守のために動く。
彼らの繋がりの深さもこの作品のポイントですよね。

そして、秋守。
メールもせずに亨の帰宅を待っていた秋守の
「おまえを、待っていたかった」
という言葉が良かったです。

単に、帰りを待っていただけの意味じゃなく、
これまでずっと待たせてしまった亨を
今度は自分が待ちたいという気持ちが籠められてる気がして。


Hシーンでの秋守も!
落ち着いたセレブエリートな彼が
劣情を顕にしている顔というのがもう!
Hの時はやはり野獣でないとね!
でもやっぱり優しい野獣だけど。


次はどのカプなのかなぁ?
やっぱ主税と梗一かと思ったのですが、
ディアプラスでスタートの
麻々原絵里依さんによるコミカライズが主税と梗一らしいので
小説はまた別カプになるのかしら?

1月14日に発売になったディアプラス2月号は
麻々原絵里依さんのコミカライズスタートと、
ふろくで主税×梗一のCDが付いてます。
キャストは主税:羽多野渉 梗一:森川智之。
きゃあ!森川さん受けなんですね!
聴きたい!
ディアプラス2月号買うー!(昨日買いましたvvv)


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