以前、「りーちゃんの歯医者さん」で、ダディとマミの怠慢のせいで歯磨きをあまりせず、りーちゃんはたくさんの虫歯ができてしまったこと、全身麻酔で治療を受けたこと、しかしその後再び虫歯が見つかったこと、をご紹介した。

いよいよその治療を来月末に控え、先日、手順等最終的な確認のために歯科大学へ。診察台では今回もおとなしく横になったりーちゃん。先生が口の中に指を入れながら確認するが、暴れることはなかった。「すぐ終わるからね」などと自分で言うこともなく、されるがままのりーちゃん。いつも同じ先生なので慣れて怖さもなくなったようだ。だいぶ成長しましたなぁ。

虫歯があるのもその本数も想定通りだったが、意外だったのは抜けそうな乳歯が6本もあったこと。りーちゃんは日常的に歯のグラグラを気にして、抜けそうであることをアピールしていたが、6本もあるとは思わなかった。治療の際に、ついでに抜いてしまいます、とのことだった。

その前に麻酔科の先生とお話した時は、文字通りお話だけだったので何もトラブルはなし。ただ問題は、胸部のレントゲンと採血である。担当の歯科の先生から、「採血は大変かもしれないので、まずはレントゲンだけは撮ってきてください」と言われ、レントゲンに向かったりーちゃんご一行。部屋に通され、服は専用のものに着替え、ここでも先生に言われるがまま、身体の向きを修正したりしながら撮影することができた。りーちゃん、ここまでは完璧ですなぁ。

そしていよいよ最後の採血。りーちゃんはおそらくよくわかっていないまま座らされ、腕を出すように促され、最初は右腕に血管が浮き出て来なかったので左腕に変更。マミは心配して、「お目めつぶっていていいよ」などと言うのだが、りーちゃんは気になるのか自分の腕になされる作業をじっと見ている。

「ちょっとちくっとしますよ~」と言われ針が刺されると、一瞬ピクッとはしたものの、嫌がることはなかったりーちゃん。ダディは暴れそうなら押さえつける気マンマンだったのだが、その必要は一切なかった。りーちゃんは目をそらすこともなく、採血の様子を黙って見つめながら耐え切った。

マミもダディも採血はハードルが高いと思っていたが、りーちゃんは嫌がる声すら上げなかった。「えらかったねぇ」「すごかったねぇ」とたくさん褒められたりーちゃん。ゆっくりだけど、成長していることを感じた一日でした。