というわけで、往路の食い倒れドライブを満喫したりーちゃんは、お昼寝もしてスッキリして、ばあばと久々の面会をした。


ばあばのお家には昔からのおもちゃがいろいろ置いてあり、りーちゃんはしまってある場所も覚えていた。到着するなり「しるばらみりあ」(シルバニアのこと)のお家をヨイショヨイショと運んできて、遊び始めるりーちゃん。亡くなったじいじへのご挨拶をマミとダディが勧めるも、遊びを中断する気配はない。


ちなみにこの日は自宅からバービーを1人連れて来ていたので、バービーも「しるばらみりあ」のお家で遊んでいたが、巨人のようでかなりシュールであった。


りーちゃんが遊びに没頭してるせいか、ばあばはお兄ちゃんにお手伝いをあれこれお願いしていた。ばあばは一人暮らしになり、足腰も弱ってるので、重いものの移動などは困難なのだ。翌朝も早起きしたお兄ちゃんは、ばあばとたくさんお話していた。お兄ちゃんも、なかなか成長しましたなぁ。


着いた日の夕食では、野菜や果物をあれこれと英語で言えるりーちゃんに、ばあばが驚いていた。ただ、りーちゃんの言い方がいつもと違う。普段なら「ベルペッパ!」と自信満々で知識を披露するのだが、ばあばには優しく「べるぺっぱ」と消え入るような声で言う。


そのほかの会話シーンを見ていても、りーちゃんのばあばへの話し方がなんだか優しい。どうやらりーちゃんの中では、ばあばは優しくする対象だと思っているようだ。ふと見てみると、りーちゃんの背の高さはばあばと同じくらいになっていた。目線が自分と同じくらいの大人はあまりいないので、そういう認識になっているのかもしれない。これもりーちゃんの成長なのだろうと思う。


りーちゃんは「しるばらみりあ」の他にも、ボールを見つけてきて家でするのと同じように壁当てをしていた。ふと気づくと、お兄ちゃんがりーちゃんとキャッチボールをしていた。りーちゃんはキャッチボールを延々とやりたがるのだが、お兄ちゃんも延々と付き合ってあげていた。


久々にやって来たばあばのお家で、お兄ちゃんとりーちゃんの成長が確認できたのでした…。が、最後に2人ともちゃっかりばあばからお小遣いをもらっていた。結局、一番優しいのは、ばあばなのでした。