がんになるまえ・なったとき・なってから

はじめに

自分は恥ずかしがり屋のためか、自分の事を僕とか私とか呼ぶのに抵抗がありますので、当方と名乗らせていただきます。
当方は昭和30年台半ばに生まれ、若いころはIT産業に籍を置き、大型汎用機のプログラマーやSEをやっておりました。50歳前に仕事がなくなり、その後は工場への派遣社員となり現在に至っております。
2024年秋の健康診断の再検査で肝門胆管がんが発見され、標準治療の化学療法(いわゆる抗がん剤治療)を受け、現在は転移や拡大もなく現状維持を続けています。
派遣社員の仕事を続け、フルタイムで工場で働いています。また趣味も満喫し、普通の生活を送っています。
当方の経験や収集し吟味した知見により、がんになるまえの心得・なったときのメンタルの保ち方・治療方法の選択などについて、話していきます。
但しがんの状態や体質は一人ひとり全て異なるため、当方の方式が他の方々に有効とは限りませんし、逆の場合もあり得ます。あくまで参考としてお読みください。
なお本文中の知見の多くは、ダイレクト出版のサブスク「ヘルスアカデミー」、特に
2025年8月号の萬兼彰先生や2024年2・3月号の松田麻美子先生によるところが多いです。当方は利害関係は全くありませんが、入会して全ての動画を視ることをお勧めします。
 

がんになるまえ

〇病気知らずだったのだが…
当方がそれまでにかかった大きな病気としては、35歳で腰部椎間板ヘルニアで1か月入院し、手術なしで安静治療をしたことぐらいでした。
インフルエンザにもかかったことは無く、自分の免疫力のは自身がありました。
なお飲酒・喫煙はしてきませんでした。
 
〇いざというときの備え
大学でリスクマネジメント論を学んだせいか、生命保険には若いうちからかなり支出をしてきましたが、5年ごとの契約更新の度に跳ね上がる保険料に、補償内容を削って対応していました。
1.がんや重大な成人病になったら、以後の保険料を免除←これはかろうじて維持
2.がんや重大な成人病になったら、一時金100万円←これを10万円に
3.入院したら1日1万円←5000円に
4.抗がん剤治療した月は3万円←これもかろうじて維持
後悔先に立たず。月額数千円の差ならば、2.3.はケチらないことを強くお勧めします。
 
〇不摂生な生活
当方は一人暮らしですが、自分ががんになるとは全く想像しなかったため、食事の内容に気を遣っていませんでした。肉類、乳製品、加工食品、暴食…。
派遣社員として、8年間ほど3交代の夜勤専門、いわゆる昼夜逆転の生活を続けました。がんが発見可能な大きさになるまで5年から20年かかるそうですから、この時のささやかな無理の積み重ねがたたったのかもしれません。
 
 

がんになったとき

〇発見の経緯
2024年秋の健康診断で、γ-GTPの値が前年の10倍になり、精密検査を受けました。
この時、CTやエコー、血液検査(腫瘍マーカー)により、肝門部胆管がんと診断されました。
胆管とは、肝臓から十二指腸へ胆汁を運ぶ管です。うんこが茶色系なのも胆汁のせいです。γ-GTPが跳ね上がったのは、がんが胆管を押し潰して胆汁の流れが悪くなり、黄疸を起こしかけていました。
治療法としては、最初はがんで潰されている胆管の内側にステントといわれるプラスチックパイプを挿入し、胆汁の流れを回復し黄疸から回復させ、がんの治療はそれからということでした。
 
〇治療を受ける病院の選択
健康診断と精密検査を受けた病院では治療ができないため、二つの病院を紹介され、どちらかを選ぶことになりました。
1.県立で最大級の総合病院
2.国立大学の医学部付属病院
偏見であるのはわかっていますが、大学の付属病院というと、新薬の実験台になったり医者の卵の練習台になりそうな気がして、1.を選び、紹介状を貰いました。
 
〇メンタル
さて、宣告を受けた時の記憶を辿ります。
よくドラマや映画では、死を意識して、恐怖のあまり自暴自棄になったり自殺したり犯罪に走ったりします。いわゆるステレオタイプ。
当方の場合は「面倒なことになったなあ」程度で、死への恐怖は湧きませんでした。
一生の内で二人で一人がなるものだという知識があり、医学の発達を信じていたこと
があります。がんを克服した事例もいっぱいあります。
また、落ち込んで思い詰めてしまうと、それはがんに対する抵抗力・免疫力を弱めて
敵の思う壺だとも思いました。
これらを知っていてもなかなか良い方向にはいかないものです。
あとは宗教に頼る手もありますが、弱みに付け込む一部の邪教の餌食になる可能性があります。お布施とか壺とか。
ふざけていると思われるかもしれませんが、当方にとって最も効果的だったのは、故・丹波哲郎氏の大霊界説をかなり信じていたことでした。
1.霊魂の寿命は永遠で、修行として物質界にやってきて肉体に宿り、いつかは死んで戻っていく。
2.物質界での修行の成果により、大霊界に戻ったときの霊格が決まる。地獄へ行く霊魂は閻魔大王が無理に行かせるのではなく、地獄でしか暮らせないので自発的に行く。
3.夫婦というのは、大霊界からウォッチして最も性格が合わない二人を誤解させて結びつけ我慢させる修行である。独身者はその修行を免除されている。
4.家族や血筋とか言っても単なる物理的な遺伝子の連続性であり、宿る魂は赤の他人同士である。
丹波氏はこれらのことを映画や著書で広めておられ、自ら大霊界のメッセンジャーと名乗っていらっしゃいました。個人的には、宗教色はなく教祖ではなかったと思います。
人が死を恐れるのは、死後に何が待っているか、それとも何もないのかがわからないからだと思います。大霊界に戻れることを信じていれば、恐れは払拭されます。
またお金は物質界で少しいい暮らしをするためのツールに過ぎず、執着したり犯罪を犯してまで(霊格が暴落)得ようという気が無くなります。
もう一つ、大事な思考法をお話しします。がんになったことを全て悪いこととは思わないことです。当方の場合、がんをきっかけに必死に情報を収集し吟味した結果、知見が得られこれまでの食生活(肉食、乳製品、加工食品、暴食等)や生活態度・様式の大きな誤りに気が付き、是正するきっかけが得られました。がんにならずに昔の生活を続けていれば、がん以外の重大な成人病(心筋梗塞や脳卒中等)にかかって死ぬことになっていたかもしれません。今はまだですが、がんが完治した暁には、「がんよ、食生活と生活態度の誤りを教えてくれてありがとう。」と言いたいと思います。
もう一つ。二人に一人ががんにかかるとして、それらの人々が全部死んでいたら、日本の人口は半分になるはずだが、そうならないのは助かる人がいっぱいいるからだと思い込むことです。

がんになってから

〇治療担当の病院へ
紹介状を持ち県立の病院へ行きました。消化器内科です。
紹介状には精密検査時のCD・エコー等の検査データのDVDも付いていましたが、改めて検査を行いました。
翌日検査結果とともに、胆管がんが確定しました。がんの位置により手術はできないので、化学療法でいくとのこと。
 
〇くじ引きで!?
主治医によると、胆管がんの標準治療の化学療法には現在主流が2通りあり、効果が拮抗しているとのこと。
a.ゲムシタビンとシスプラチンを同じ日に点滴、その後1週間S-1の錠剤を服用、1週間休んで繰り返し
b.1週間毎にそれぞれゲムシタビン・シスプラチン・免疫チェックポイント阻害薬を点滴、1週間休んで繰り返し
どちらが有効性が高いかを国内的にコンペ中で、医学の進歩のために参加してくれるなら、どちらを選ぶかは医者の恣意が入り込まないようにくじ引きで決めるとのこと。
当方としては重大なことは自分の意志で決めたいので、コンペに参加せずにa.を選びました。a.なら1か月に仕事を2日休むだけで済みますが、b.だと3日休むことになりますので(どちらが効果が高いかは頭になかったです)。
 
〇まずは黄疸の治療
数日入院し1日目に内視鏡的胆管膵管造影(ERCP)と内視鏡的胆管ステント留置術を続けて受けました。
ERCPの説明図には先生の書き込みがあります。事前に詳しく説明していただきましたので、さほど不安はありませんでした。
なお胆管というのは、肝臓から十二指腸へ胆汁を運ぶパイプのようなもので、当方の場合は肝臓を出た直後のところの胆管内壁にがんが発生し通路が狭まっていて、肝臓内に胆汁が滞留し黄疸を引き起こしていました。ここにプラスチックのパイプを埋め込む(EBS)胆道ドレナージという治療が必要でした。
胆管の内側にパイプを入れるとなると、腹をメスで切開し…と想像しがちですが、実際には口に局部麻酔をかけて入れた内視鏡を使って挿入します。
検査からステント挿入まで1時間足らずで無事終わりました。
検査の結果をもって生命保険会社へ提出する診断書を頂き提出しました。
これで毎月の生命保険料は免除になりました。
 
〇初めての抗がん剤
抗がん剤の点滴を始めました。事前に何かあったらとにかく来院せよといわれていましたが、当方には特に違和感やショック症状や極端な体力低下もなかったです。
ただし便秘になり軽い痔になってしまいました。翌月あたりから髪の毛が抜け始め、スキンヘッドを覚悟しましたが、2か月ほどで収まり、8割ほどの髪は残りました。おそらく弱い毛根が淘汰されて終わったのでしょう。
 
 
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以後少しずつ書き足します。少々お待ち下さい。