そもそも「おばさん」というのは年齢的意味はなかったんだよね。
1970年代から始まる団塊ジュニア世代。大量に生産された子供達だったが当然子供は人見知りしやすい。その子供たちに如何に社会性を身に着けさせるかと考えてジュニア世代の親たちは名前を知らない赤の他人の人を身近な存在である叔父、叔母に例えておじちゃんおばちゃんと敬称として呼んだのが始まり。
東京は田舎者の集まり。
かつて田舎の村々は人の行き来はすくなくほとんどが親戚筋だったから他人でもおじさんおばさんだった。そこに年齢は関係ない。
その田舎者たちが金の卵として高度成長期に東京に出てきた。
その田舎での親しみのあるおじさんおばさんを東京での生活でできた子供たちに伝えていった形になる。
要は子供達に叔父や叔母のように身近な人だから怖くないよ～という意味から始まった。
ではなぜお姉さん、お兄さんじゃなかったかというと当時の子供達には兄弟が大体一人ないし二人はいたので混乱する可能性があったのでそう呼ばなかったんだよ。
しかし子供からすればそのおじさんおばさんは年齢の高い人という見た目だったから当然子供達は年齢の高い人=おじさんおばさんという印象がついた。
その印象のまま大人になっていく子供たちがおじさんおばさんを年齢とリンクさせるようになって現在に至るということになった。