５巻ではいくつかの謎が明らかになりました

前回、現世に世界鬼が複数出現しピンチのあずま達でしたが

なんと、その時、世界中に８０人以上の世界鬼が同時発生しているらしく、慌てるﾁｪｼｬ鬼達

アリス達が世界鬼を

体、と呼ぶのに対して、ﾁｪｼｬ鬼達は

人と呼んでいます………
この違和感は後にわかります

しゃべる４体目の世界鬼が現れ、２体の世界鬼を切っちゃいました

そして、語るその世界鬼

｢鏡の国のアリス症候群
この世界では…観測者は病人扱いですか。
当然、危険因子である貴方達の、抹殺も指令にありますが
それよりもまず、私が遂行すべき事…
出てきなさい、『貴様等』を引き出す為に私はアリスを追ってきた。
ﾁｪｼｬ鬼。｣

随分と知的な世界鬼ですね

そしてこの世界鬼、仲間の世界鬼達が消息を絶ったため、調査したところ、５つのキーワードを入手したらしい

それが
｢アリス｣、｢世界鬼｣、｢ワンダーランド｣、｢ﾁｪｼｬ鬼｣、……そして｢文鳥ちゃん｣

ん？文鳥ちゃん？
なぜそのワードがここで出てくるの、しかも言ってみれば、すでに死骸で、あずまちゃんの持ち物と化している文鳥ちゃん

アリスを人質にされ、仕方なく出てくるﾁｪｼｬ鬼３体
出てきたのは、アルゼンチンのペロについていたスカップと呼ばれるﾁｪｼｬ鬼に、ルッキョンという女の子とあと一体

ワンダーランドに転送するために時間稼ぎが必要になり、転送範囲内にアリス全員を集結させなければならなくなった

ﾁｪｼｬ鬼に戦闘力はなく、アリス達も現世では無力

そこで出て来たのがなんと
あずま達が倒したはずの世界鬼
ﾁｪｼｬ鬼の持つキューブから現れ、しゃべる世界鬼と交戦を始める

え～!?

ﾁｪｼｬ鬼は使界鬼(つかいおに)と呼び、アリスを守るようプログラムしていると説明

しかし、３体いた使界鬼はしゃべる世界鬼に瞬殺される

あづまちゃんと足立を拉致し、ﾁｪｼｬ鬼を追う世界鬼

仲間と交信する世界鬼
ギーガー特務官と名乗る

そして、あづま達に語る
｢私達は人間です。
～略～しかし、住む世界は異なる｣

驚く足立

｢太古に分裂した二つの世界。
私達と、貴方達は
その片割れずつに住まう隣人同士です。｣

なら何故、人間のお前らが、同じ人間の世界を襲うのか、戦争しにきたのかと問う足立

｢アリスという、我々に抗う存在が出現した。ならば戦争と呼んで然るべき｣
と意味のわからないことを言うギーガー特務官

また
｢大義名分を決めましょう、私は
家族です。
未来の家族の為、私は戦います。｣
ギーガー特務官は軍人なので、今は家族がいないが、退役したら、家族を持ちたいとのこと

足立は家族という言葉で、自分のせいで死んでしまった母親を思いだしあつくなる

｢俺達だって家族だ!!
ドヤ顔で言う事じゃねえ。
命かける理由なんてそれ以外なんもねぇﾂﾂ!!
大義名分だの、革命だの宗教だの、んなん知らねぇよ、みんな本心は家族守る為に決まってる
人間なら、人間なら!!
俺は、俺達の戦う理由は家族!!
これ人類総意、そこら辺のおっさんも中坊もヤクザも皆そう言う!
あづまちゃんだってそう言う!!｣

ばっ、足立!
あづまちゃんにふるな

｢なぁ!?、あづまちゃんの戦う理由も家族だよなぁ!!?｣

｢うん｣

あづまちゃんは平常運転です

足立はあづまちゃんを叱ります

場面変わって宇藤と佐伯
こっちはもう勝手にやってろよって感じです

好きと言う佐伯に、それは吊橋効果だから、と自分を卑下し佐伯を受け入れない宇藤

宇藤はヒーローに憧れていた
時が経ち、現実を知り、夢は夢のままだった

そこに佐伯が
｢私は宇藤に救われた
宇藤、私の、ヒーローだね。｣

この言葉で宇藤の戸惑いは消え
さらなる佐伯の追撃に、宇藤は降りしきる雨の中
好きだ!!と叫ぶ

その後キスもする二人

依存したい人と依存されたい人のカップルが誕生

刑務所から脱走した大倉快人
こちらは山口さんと再会

ﾁｪｼｬ鬼のスカップに、おえって思われてるやん(笑)

ﾁｪｼｬ鬼にも♂ｘ♂に対する嫌悪感が存在するみたいですね

なんだかんだで山口さんも一緒に大倉について来ることに

道中、混乱に乗じてテレビを盗んでいるヤンキーを見つけ成敗する大倉

しかしながら

おい、大丈夫か

稔ちゃん
妊娠を両親に報告
もちろん驚くが、すんなり受け入れ、自分たちのせいだと反省する両親

稔ちゃん、いろいろあって
子供を産む決意をする
｢ちゃんと愛すし、お金も!
私ちゃんと働いてっっ、私たたかうから、この子の為に。｣

あづまちゃん達に戻ります
ギーガー特務官、交信が復活し、見た目が完全に人間と通信を行う

やっぱり人間なのね
しかも子供だったとは

アリスを発見次第、即処刑するよう命令をうけるギーガー特務官

その旨を律儀にあづまちゃん達に伝える

逃げようとする二人だが

ついに現実世界で足立が負傷

迫るギーガー特務官
二人はなすすべなく、今一歩というところで、助っ人登場

ぶ、文鳥ちゃんと水溜まりから出て来た何かが合体して
ひじりが現れた!!

ひじりが現世に来る前のﾁｪｼｬ鬼との気になるやりとり

ピンチのあづまを心配するひじり、現世に行こうとする

ﾁｪｼｬ｢やめたまえ、きみの体は不完全だ。現実世界に適応できない。
東雲あづまは貴重な人材だ。
だが君はそれ以上に……!!
貴重な"サンプル"なのだから!!｣

貴重なサンプル……
ひじりがあづまを大切に思う気持ちはやっぱり文鳥ちゃんだから、だとすると
死んだはずの文鳥ちゃんの意識が存在している
ということになる……

ん？、これって精神体が存在しているってこと？

貴重なサンプルというのは、死体に精神体が入り、一つの生命となる実験、みたいなことかな

ひじりは足立をかかえ、あづまはそれについて行き、ギーガー特務官から逃げる

逃げる道中、ひじりに問うあづま
｢ねぇ、そうなの？
こっちむいて
ねぇ!!｣

返事をしないひじり
足立の足の応急処置をしていると
時を待たずに追いつく世界鬼
ひじりはあづまに
｢一人で逃げろ!
足立は置いていけ、俺が必ず守る
そいつは、いい奴だ｣

ひじりは使界鬼を出し、ギーガー特務官との戦闘を開始する

ギーガー特務官、ひじりにも大義名分を問う

｢最初から!、ずっとッ、今も!!
こっから最後まで!!｣

文鳥ちゃんって確か享年3ヶ月でしたよね
その期間で、ここまで強い想いを育めるものか疑問を抱きますが

とりあえず５巻はここまで

おまけ漫画は宇藤でした

【世界鬼】―5巻―