2月25日はウテさんの80歳の誕生日です。ブラジルのファヴェーラ(貧困コミュニティ)で、シュタイナー思想による教育や医療の活動を40年も続けてきた人です。誰が作ったのか、こんな意匠が回ってきました。

"HumanizAção" の文字が見えるのは、"Humanização (人間化)" という言葉と "Ação (アクション)" という言葉を一つにしたものです。太陽は、彼女がもっとも大切にするシンボルです。。
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太陽はその光と熱とで、世界中の植物を区別なく成長させます。それと同じように、キリストもその光と温かさとを、この地球の上に生きるものすべての上に区別なく注ぎかけます。けれどキリストのこの愛も、最も遠くの地に、最も迷える心で花開くためには、人間の助けを必要とします。この宇宙を満たすこの愛は、ボリビアの鉱山で働く鉱夫の上にも、たんぼで草取りをしている農夫の上にも、都会の犯罪者の上にも注ぎかかります。けれど、ちょうど植物が、わずかばかりでも水がなければ育たないように、この愛も私たち人間が、この人たちに心を届かせようとしなければ花開くことはないのです。

人間を理解することです。その人がいい人だとか、悪い人だとかいうことではありません。

――ウテ・クレーマー著『クリスマスに咲いたひまわり』(ほんの木、1991年)のあとがきから
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