2013/11/14
530-死亡遊戯
ブルース・リーが例の黄色の全身タイツを着て暴れまわす映画。塔の各階に一人ずつ強者の武闘家が待ち構えており、上の階に行くほど強くなる彼らをブルースリーが順番に倒していくという天才的なストーリーです。
ブルースリーはある日このネタをひらめき、さっそく塔のシーンを撮影しました。しかしそれだけ撮ってブルースリーは急逝。映画は戦闘シーンがけの状態で未完成となってしまいました。
そこでブルースリーの死から5年後、映画を完成させたい奴らが戦闘シーンの前後に適当なストーリーを付け足して作ったのがこの死亡遊戯です。
スタッフ一同はなかなか頑張りました。まず主役がすでに死んでいるため、昔の彼の映像とかそっくりさんを駆使して強引に撮影しました。
映画の中でも映画スターという設定にして他のフィルムからひっぱてきた為、意図せずチャックノリスも出演することになってしまいました。
顔面のアップではさすがにそっくりさんでは誤魔化せないということで、写真をはったりもしました。(顔が浮いてて気持ち悪かったです)というか無理して顔アップとかとらなくていいのに...。
あとブルースリーは生前から怪鳥音意外は他人が声をあてていたらしいんですが、この死亡遊戯では怪鳥音すら吹き替えられているそうです。もはや何が何だか。
ちなみにブルーレイには特別映像として塔の部分だけをノーカット再生できる映像がありますが、これはめちゃくちゃ面白いです。
本来ブルースリーと2人の仲間で塔に乗り込むつもりで映像を撮ったらしいんですが、死亡遊戯の残りを作成する時にはブルースリー以外の二人も撮影に来れず、塔の中でその二人が映ってるシーンは全部カットせざるをえなかったようです。