去年3月14日 舌癌手術をしました。
 朝 9時に 手術開始 終わったのは 午後11時過ぎ。(だったそうです。)私が 目を覚ましたのは 医師から「判る?今午前3時。手術は成功したからね!ご主人と娘さんは 顔見て帰ったよ。悪い所は、全部取り除いたから 大丈夫だよ!」でした。人工呼吸器が装着され 「有り難うございました。」が言えませんでした。うんうん 頷いた事を覚えてます。しかし、薬のせいもあったようで、すぐまた眠ったようです。
 47日後に退院にこぎ着け、現在に至ります。
 今月初め 頸部と、胸部のCTを撮り検査結果を聞きに再来。
 主治医に、「CTでは 再発 転移 一切有りません。手術から 一年経ちますね。口元の歪みと、人工呼吸器装着時の 傷痕 手術で綺麗に 直してあげるよ。」と。
 「もっと いい女になるのね?!」と、冗談を言っているうち、嬉しさのあまり 涙がこぼれてきました。
 
 この一年 自分が癌であった事をなかなか 受け入れられなくて、夢中で 過ごして来たのです。やっと、現実を見つめ 自分の舌は果してどのくらい 残ったのか? 舌だけではなく、喉 下顎の部分も、移植された皮膚が、有ること。
左側奥歯は、4本分 歯茎ごと無いです。喉は左側の 扁桃腺まで無くなってるし、医師によると舌根まで 病変があって、大変な手術だったそうです。腫瘍も6cmは有ったらしいです。(大切に 育てました。笑)
 舌の6割は 切除されたようです。
 そんな状態だったので、癌が、綺麗に切除され、化学療法や、放射線治療もしなく済んでいることが 奇跡のようで、これ以上の事は望まないようにと、思っていました。ですから 口の歪み、気管切開の傷痕を直してくださると、聴いた時は、嬉しくて、思わず「お願いします!」と、即答でした。
 今度は、舌癌の手術で、遊離皮弁でお世話になった 形成外科の先生が、執刀されるようです。
 来月が 待ち遠しいです。